老舗土産店の危機
2026-04-22 09:41:32

福岡の温もりを守る、老舗土産店『まるとめ』が直面する危機

福岡の温もりを守る、老舗土産店『まるとめ』



博多駅の商業施設「マイング」内に、50年以上もの間変わらない風景があります。それが土産店『まるとめ』です。この店の特徴は、60代から70代のベテラン女性スタッフたちによる親しみやすい接客です。

「いってらっしゃい」と温かく客を見送る彼女たちの接客は、効率を重視するものではありません。世間話を楽しみながら、時にはお客様の体調を気遣い、地元の小さなメーカーが誇る商品の背景を丁寧に伝えます。この「人の温度」を感じる対面接客は、出張から帰ったビジネスマンや地元客にとって心の癒しとなってきました。その根底には、創業者から受け継がれた「強い商品がなくてもいい。人柄を大切にしなさい」という教えがあります。

しかし、現在『まるとめ』は創業以来最大の危機に直面しています。2015年の駅の再整備により、店舗がメイン通路から外れた奥まった位置に移転せざるを得ず、その結果、顧客は徐々に減少しました。この状況にさらに拍車をかけたのがコロナ禍です。

コロナの影響で売上がほぼゼロに近い日が続きましたが、コロナ融資によってなんとか持ちこたえました。しかし、その返済が重くのしかかり、60代や70代のスタッフの安全を確保しながら日々の運営を行うことが精一杯の状況です。経費削減を図れば、逆に売上はさらに落ち込み、接客の質が低下するという悪循環に陥っています。

『まるとめ』の状況は厳しく、丁寧な接客を維持しながら店を存続させることが非常に困難になっています。

そんな中、店はクラウドファンディングに挑戦することを決意しました。これは『まるとめ』単体の資金調達ではありません。博多駅から「効率の悪いけど豊かな価値」を守るための挑戦なのです。

「時間をかける対面接客」という新たな価値を大切にし、お客様との繋がりを再確認したいと考えています。多くの応援の声も寄せられています。博多駅長の加藤邦忠様からは、「まるとめさんの存在は、観光や仕事で博多を訪れる人にとって、無くてはならないお店です」とのメッセージを頂きました。また、取引先の有限会社楢崎商店様も、「地域の魅力と伝統の味を大切にしてきたまるとめさんには、今後も共に頑張っていきたい」と熱い応援の言葉を送ってくださいました。

集まった資金は、店を立て直すために使用されます。高齢のスタッフたちが経験とスキルを活かせる「居場所」をしっかりと守り、小さな作り手の商品を丁寧に伝えるための整備も行います。さらには、地域の宝であるこの店舗を訪れる人々に向けた案内についても改善していく計画です。

このクラウドファンディングの実施期間は2026年4月22日から2026年5月29日まで。目標金額は1,000,000円で、下記の支援ページから支援を受け付けています。ぜひ、郷土愛あふれるこのお店を未来へ繋げるために、一緒に応援していきましょう。

  • - 【クラウドファンディング概要】
プロジェクト名:博多駅で50年、福岡の“おいしいもの”を届けてきた店を残したい
支援ページURL: クラウドファンディングページ

  • - 【店舗概要】
店名:まるとめ
所在地:福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1(博多駅マイング内)
創業:1966年(昭和44年)
特徴:福岡や九州の銘品を厳選し、平均年齢64歳のベテランスタッフが活躍中。


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