杉山清貴&オメガトライブ、廣石恵一さん追悼ライブを大盛況で実施
2023年3月16日に逝去したドラマー廣石恵一さんを讃えるため、杉山清貴&オメガトライブが7月19日、東京・日比谷野外大音楽堂で特別なライブ『お〜い、ヒロイシ!』を開催しました。彼の存在はオメガトライブにおいて非常に大きく、爽やかなサウンドを支えてきた音楽の巨星を追悼するため、この公演はまさにファンにとって特別なものとなりました。
廣石恵一さんは、オメガトライブの前身バンド“きゅうてぃぱんちょす”のメンバーとしても知られ、彼の懸命なドラムプレイは多くのリスナーに愛されてきました。2023年3月に64歳という若さで急逝されたニュースが広まった後、その影響はバンド内外に大きな波紋を呼びました。もともとは杉山のソロコンサートの予定だった日比谷野音での公演は、急遽バンドとしてのライブに変更され、廣石さんを追悼する特別なステージに生まれ変わりました。
オープニングでは、杉山清貴の力強いボーカルと共に、メンバーが集結し、「BECAUSE」で幕を開けました。その後、デビューシングル「SUMMER SUSPICION」を演奏し、場内はオメガトライブの音楽に包まれました。曲の後、杉山が廣石さんを追悼しつつもユーモアを交え、ファンとの一体感を醸成。参加者全員が「お〜い、ヒロイシ!」と叫ぶ中、広石さんへの思いを込めた「TRUE WIND」に続きました。
さらに「君のハートはマリンブルー」や「ガラスのPALM TREE」、そして前身バンドの楽曲も披露。特に「SATTA」「CRAZY」「サーモンUSA」では、ゲストドラマーの椎野恭一、もんち、吉浦芳一が登場し、會場全体が一体となって盛り上がりました。廣石さんの似顔絵が描かれたドラムセットも特別な演出として光を放っていました。
セットリストは後半戦へと進み、杉山のソロデビュー曲や名曲の数々が続き、「ROUTE 134」で本編のフィナーレを迎えました。ファンの熱望に応え、アンコールでは「ふたりの夏物語 NEVER ENDING SUMMER」が披露され、作詞・編曲を担った林哲司氏も参加。大いに盛り上がった瞬間は、観客の心をグッと掴むものでした。
この特別な追悼ライブはすぐに完売となり、チケットを手に入れられなかった方からは多くの声が寄せられ、彼らの音楽による結束を再認識できる機会となりました。これに応える形で、「続・お〜い、ヒロイシ!!〜野音ツアー全国行脚編〜」が9月からスタート。この追悼ツアーでは、神奈川、福岡、名古屋、大阪、札幌、仙台、広島、新潟、東京の9都市で、合計21公演を予定しています。
各地のファンと共に、廣石さんへの感謝の意を込めたツアーが展開され、音楽を通じての彼に対する想いを共有する時間が創出されます。この特別なイベントを通して、杉山清貴&オメガトライブは廣石さんの音楽の遺産を次世代に引き継ぐことを目指しています。
この機会にぜひ、彼らの愛情あふれる音楽を体感してみてはいかがでしょうか。各公演の詳細は公式サイトで確認できます。