日本の異常気象がもたらす未来への警鐘
日本が異常気象の影響を受けるようになったのは毎年のように猛暑や豪雨、豪雪が襲いかかる現実からも明らかです。これらの気象現象は、今や「普通」と捉えられる時代に突入しています。全国各地で夏や冬の気候が変化し、特に温暖化の進行がその要因とされています。世界中で見られるこの異常気象は日本だけでなく、ヨーロッパや北米といった地域にも襲来しているため、地球的な危機が実際に迫っていると言えます。
著者の立花義裕教授が語る
7月9日(水)、株式会社ポプラ社から発売される新書『異常気象の未来予測』では、三重大学の立花義裕教授が異常気象、気候問題、そして温暖化対策について詳述します。教授はメディアに頻繁に登場しており、気象学の専門家として、我々が直面する課題に対してどのように取り組むべきかを提案しています。彼の意見では、二酸化炭素の排出増加が人為的なものであるため、これに対する無関心は許されないと強調しています。
書籍の内容
本書は異常気象というテーマに対する新たな視点を提供します。目次には、以下のような章が含まれています。
第1章 日本に集中する異常気象
「四季の国」として知られていた日本が、どのように「二季の国」に変貌してしまったのかを分析。
第2章 なぜ日本に猛暑が来るのか
異常気象がどのように日本近辺で発生しているのか。また、その背景にある要因を掘り下げます。
第3章 地球温暖化による水温上昇
温暖化が全体に及ぼす影響を考察し、秋の短縮や冷夏の消失などの現象について触れます。
第4章 温暖化が豪雨を増加させる理由
気候変動に伴う豪雨のメカニズムと、その影響を明らかにします。
第5章 温暖化が引き起こす冬の異常気象
寒波や大雪の要因を探りながら、温暖化による冬季の変化のリスクに焦点を当てます。
第6章 日常生活の変化
異常気象が普及する世界で、我々の生活がどう変わる可能性があるのかを考慮します。
加えて、書籍の終わりにはQ&Aセクションがあり、一般の疑問にも耳を傾けています。「SDGsは本当に効果があるのか?」「異常気象によって新たな感染症が生まれるか?」といった質問が扱われています。
立花教授のプロフィール
立花義裕教授は、1961年に北海道に生まれました。札幌南高等学校を経て、北海道大学大学院で博士号を取得。その後、教授職に就き、異常気象や気候力学について研鑽を重ねています。メディアにも多数出演し、気象や気候に関する知識を広めるために尽力しています。
書籍情報
新書『異常気象の未来予測』は、価格1012円(税込)で2025年7月9日に発売予定です。詳細はポプラ社の公式ページ
こちら から確認可能です。皆さんもこの重要なテーマについて一緒に考えてみませんか。