『お食い締め』連載開始
2025-04-25 13:09:16

言語聴覚士が描く感動のヒューマンドラマ『お食い締め口から食べられないアナタへ』連載開始

しあわせを食べる瞬間とは?



全ての生命はやがて終わりを迎えますが、その瞬間にどのように向き合うのかは、非常に個人的な選択問題です。漫画『お食い締め口から食べられないアナタへ』は、食べることができない状況にある人たちがどのように最期の食事を迎えるのか、その感動的なストーリーを描き出します。

この作品は、言語聴覚士である牧野日和が原案・監修を務め、漫画は多様な視点から人間の選択を描く経験豊かなかなしろにゃんこが手掛けています。彼らの情熱と経験が結集し、2025年4月25日から連載が開始されます。

お食い締めの概念



物を口から摂取できなくなった方々のケアは、言語聴覚士にとって非常に重要な仕事です。その中でも「お食い締め」という考え方は、最期の食事をどのように位置づけるかを示唆します。狭義には人生の締めくくりを意味し、広義にはそれぞれのその人らしい最後の瞬間を意義深く飾るためのセレモニーとも言えます。「お食い初め」が誕生したように、食事は人間関係や文化と密接に関わっているため、最期の食事が持つ意味は計り知れません。

物語に隠された選択の数々



この作品では、食べることができない人たちが最期にどのような選択をするのか、その背景にあるストーリーに焦点が当てられています。例えば、食事を拒否する方、少しでも食べたいと願う方、子供に自分の最期の食事を食べさせたいと願う一元的な親の物語など、それぞれ異なる選択が描かれています。その選択には、人生のドラマが反映されており、見る人の心を打つことでしょう。

作中には、愛や思いやり、そして時には後悔まで含まれる複雑な感情が描かれ、それぞれの人生の総決算としての「お食い締め」は、感動的なエピソードとして読者を惹きつけます。

制作陣のプロフィール



牧野日和


1970年生まれの言語聴覚士であり、愛知学院大学教授でもある牧野日和は、嚥下障害を持つ人々へのケアに20年以上のキャリアを持つ専門家です。課題に真剣に向き合う彼女が提唱する「お食い締め」というアプローチは、最期の瞬間をどれだけ意味のあるものにできるかを考える重要性を教えてくれます。

かなしろにゃんこ


千葉県出身の漫画家、かなしろにゃんこも独自の視点とスタイルでこの作品を支えています。子育てをしながら数々の著書を残し、心温まるエピソードや社会的テーマを漫画で表現するその才能は読む人をひきつけます。

コミックエッセイ「せらびぃ」とは?


この作品は竹書房が発行する「せらびぃ」というコミックエッセイシリーズの一部として登場します。このシリーズは、多様な人生の喜怒哀楽を描いた作品であり、今回の『お食い締め口から食べられないアナタへ』もその一環です。毎月第2・第4金曜日に配信され、心に響くストーリーが待っています。

生と死、選択と希望、その全てがこの漫画に織り込まれており、読む人それぞれの心に響く作品として期待されます。

『お食い締め口から食べられないアナタへ~言語聴覚士が見たそれぞれの選択~』は、一人ひとりの選択を深く描く感動的な作品です。


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