神奈川名建築ガイド
2025-12-16 11:51:01

神奈川県の国宝・重要文化財建築全56件を紹介する新刊、特典付きのオリジナル版も登場!

神奈川県の貴重な文化財建築を網羅する『神奈川名建築案内』



2025年12月19日、株式会社朝日新聞出版から『神奈川名建築案内』が発売される。この書籍は神奈川県内に存在する全56件の国宝や重要文化財のデータと写真を掲載した初のガイドブックであり、県内の国宝・重要文化財を深く知るための貴重な資料となる。

注目の収録内容


本書には、神奈川県唯一の国宝である円覚寺舎利殿や、鎌倉の荏柄天神社本殿、さらには横浜のシンボルでもある神奈川県庁舎が収められている。加えて、建築の野外博物館である三溪園や川崎市立日本民家園など、計70件以上の文化財建築が詳細に解説されている。

これらの建物は基本的に年間を通じて訪問可能な場所に位置しているが、一部は非公開の物件も。ただし、インターネット上では見かけることのないレアな建物も多く、メディア初登場となる建築物も収録されているのが魅力だ。これは、地元の歴史や文化に触れられる貴重な機会でもある。

2025年10月24日、文化庁が新たに8件の建造物を重要文化財として指定する方針を発表しており、それに伴い日本国内の文化財に関する情報もますます注目を集めている。神奈川県内の現状では、56件73棟の重要文化財建造物が存在し、その中には国宝が1件含まれる。これらすべてを網羅した資料が本書の最大の特徴だ。

有隣堂の特別版


神奈川県内に44店舗を展開する有隣堂では、『神奈川名建築案内』の限定オリジナルカバー版を取り扱い、その購入者には特典しおりが付く。オリジナルカバーのデザインには、1956年に完成した有隣堂ビルの写真や、竹中工務店によるカラーパースが含まれており、建築史を感じさせる貴重な一品となる。また、店内には創建当時から残るレトロなエレベーターをモチーフにしたしおりも特典として用意されており、訪れる価値がある。

神奈川県の建築文化を探る


神奈川県の建築物といえば、横浜の洋館や鎌倉の神社仏閣が有名だが、箱根など他のエリアにも個性的な建造物が存在する。例えば、重要文化財に指定された福住旅館や、神奈川エリアの宿場町、さらには山岳信仰にまつわる石造物など、様々な文化がその地域の歴史に彩りを加えている。名建築を通じて、土地の歴史を紐解くことができるのは本書の大きな魅力だ。

建築愛好者必見の一冊


本書には建築鑑賞に役立つ豆知識が多く収録されており、神奈川県在住の方や旅行者、歴史的建造物に興味がある方には特におすすめの内容だ。監修者には建築史家の米山勇氏、著者には歴史や地域創生に関する各種メディアでの執筆経験を持つ山内貴範氏が名を連ねている。そして、SNSでも高評価を得ている建築イラストレーター・コジマユイ氏のイラストも多数掲載されており、視覚的にも楽しめる内容となっている。

書籍情報


タイトル: 神奈川名建築案内
監修: 米山勇
著者: 山内貴範
ISBN: 9784023348035
定価: 1760円(税抜1600円)
発売日: 2025年12月19日
* ページ数: 224ページ、オールカラー、A5判

神奈川県の文化財建築を知るための文献として、ぜひ手に取ってほしい一冊だ。これからの歴史探訪や建築鑑賞のヒントが詰まっている。


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