千葉商科大学に新たにオープンした学生経営の食堂2店舗
千葉商科大学に、学生が運営する「学生ベンチャー食堂」の一環として、新しく2つの食堂「兎なり」と「ラーメン結」が2023年4月16日にオープンしました。これらの店舗は、学生たちが自らの手で経営を行い、地域や学校とのつながりを深めるための素晴らしい取り組みです。
「兎なり」の魅力
店舗概要
「兎なり」は、月曜日から金曜日の11:00から14:00まで営業しています。大学の長期休暇や休校日を除き、学生や地域の方々に和食を提供することを目的としています。メニューには、特徴的な「チョコと味噌の鶏そぼろ丼(天ぷら添え)」や、甘辛だれの鶏竜田揚げ丼、胡麻塩だれの鶏竜田揚げ丼などがあります。これらは500円以下というリーズナブルな価格で食べられます。また、一部のメニューにはフェアトレード商品を使用するなど、エシカルな観点にも配慮されています。
経営者の思い
この食堂の経営者は、商経学部経営学科の3年生、桂川幸二郎さんです。桂川さんは「CUCエシカル学生クラブ」でフェアトレードの普及に努めてきた経験を持ち、「兎なり」を通じて、学生や地域住民にフェアトレードの重要性を伝えたいという情熱を抱いています。彼は、「食を通じてフェアトレードを身近に感じてもらいたい」という思いから、食堂経営だけでなく、地域活動にも力を入れています。
「ラーメン結」の魅力
店舗概要
「ラーメン結」は、月曜日から金曜日の11:30から14:00まで営業するラーメン専門の食堂です。提供されるメニューには、各種ラーメン(醤油、塩、味噌)やチャーシュー麺、チャーシュー丼、おむすびなどが登場し、どれも500円内で楽しめる設定となっています。
経営者の思い
この食堂の経営者はサービス創造学部2年の鈴木修造さんです。鈴木さんは先輩経営者から受け継いだ「大学と地域、人と人とを結ぶ」というコンセプトを根底に、地産地消を重視したメニュー作りを進めています。また、今後は「新麺プロジェクト」を立ち上げ、学生たちと共に新たなラーメンメニューの開発も予定しています。
食堂経営の背景
千葉商科大学では、学生に起業のチャンスを提供するため、キャンパス内の食堂スペースを学生たちが運営することを奨励しています。経営に必要な知識や技能を身につけるため、学生たちは厳選された選考を通過し、営業許可や食品衛生責任者資格の取得など、一連の準備を経て開店に至ります。これにより、学生たちは実際のビジネス環境を体験し、公正で魅力的なメニューを提供できる能力を身につけています。
今後も、千葉商科大学の学生たちが創り出す新しい食文化に期待が寄せられます。「兎なり」と「ラーメン結」もその一部として、大いに賑わうことでしょう。