長泉町に誕生した「UzuUzuライブラリ」について
2025年の春、静岡県長泉町に新たな文化拠点、「UzuUzuライブラリ」がオープンしました。このリーディングスポットは、日本出版販売株式会社(日販)の手によってプロデュースされ、地域の活性化や文化促進を目的とした重要な取り組みの一つとして位置づけられています。
プロジェクトの背景
日販は2024年2月に長泉町と「本を起点としたまちづくりに関する包括連携協定」を締結しました。これにより、地域に新たな文化的交流の場を提供することが目指されています。鮎壺公園内に位置するこのライブラリは、長泉町の町民に本の魅力を伝え、さらなる交流を促進する場となることが期待されています。
鮎壺公園は、住民にとっての憩いの場として2011年からの整備が進められ、芝生広場や展望デッキ、遊具など、多彩なニーズに応える環境が整っています。 UzuUzuライブラリは、公園の一部として、地域社会に重要な文化面での接続点を持つことになります。
「UzuUzuライブラリ」の特徴
「UzuUzuライブラリ」は、約25平米の開放的な空間で、地域住民や訪問者が自由に利用できるよう設計されています。ここには、約100冊の本が並び、特に「地域」「自然」「学び」「子ども」の4つのテーマに基づいた選書がなされています。これにより、地域の文化や自然に触れたり、知的好奇心を刺激したりする機会が提供されているのです。
特に「地域とウズウズ」コーナーでは、静岡ゆかりの著者の作品が並び「自然とウズウズ」コーナーでは公園の環境に親しむ内容の本がセレクトされています。「学びとウズウズ」セクションでは、大人の知的好奇心に応える書籍を集め、そして「わくわくウズウズ」セクションでは、子どもたちが本の楽しさに触れられる絵本や児童書が取り揃えられています。
地域とのつながり
「UzuUzuライブラリ」という名称は、鮎壺公園の象徴的な存在である鮎壺の滝に由来し、渦を巻くような人々のつながりをも示唆しています。ライブラリが地域のコミュニティを育み、人との交流が生まれる場所となることが、この名称に込められているのです。
今後の展望
ライブラリのオープンを皮切りに、日販は長泉町における本に関連したプロジェクトを今後も推進していくことを計画しています。2025年3月22日には「さくらフェスタ2025 in クレマチスの丘」を開催し、本の交換会なども企画されています。さらに、長泉町民図書館との連携によるにぎわいづくりにも力を入れていく予定です。
日販は、UzuUzuライブラリを通じて地域社会に本の楽しさを広め、町民同士の交流や新たな学びの場を提供していく考えです。
施設情報
- - オープン日:2025年3月9日(日)
- - 所在地:静岡県駿東郡長泉町下土狩1069-1 鮎壺公園「鮎壺テラス」内
- - 開館時間:9:00~17:30
長泉町の魅力が詰まった「UzuUzuライブラリ」は、地域コミュニティの振興に寄与する新たな文化の拠点として期待されています。ぜひ訪れて、心をウズウズさせる本の数々を楽しんでください。