2025年版ISO/DIS 9000がついに邦訳！品質マネジメントの新基準とは

ISO/DIS 9000:2025 ついに邦訳版が登場

一般財団法人日本規格協会（東京都港区、理事長：朝日弘）は、2025年6月16日（月）に「ISO/DIS 9000:2025品質マネジメント－基本及び用語」の邦訳版を発行すると発表しました。この文書は国際規格案として、品質マネジメントの基礎的な考え方や専門用語を理解するための貴重な資料となります。

新たに提供される文書の内容

ISO/DIS 9000:2025は、品質管理の原則とその基本概念が解説されています。特に次の場面での適用が可能です。

- 持続的な成功を目指す組織における品質マネジメントシステムの導入
- 一貫したサービスおよび製品を提供する能力に対する信頼を求める顧客
- サプライチェーン全体で品質基準を魅力的に維持するための信頼獲得
- 品質マネジメント用語の共通理解を基にしたコミュニケーションの改善
- ISO 9001基準に対する適合評価を行う組織
- 品質マネジメントに関する指導や訓練を提供する専門家
- 関連規格の開発に関与する団体

このように、さまざまな関係者にとって、その参考にされるべき文書となっています。邦訳版は英・日対訳形式で発行され、価格は22,517円（税込）、ページ数は68ページです。

他の関連書籍の紹介

さらに、品質マネジメントについてより深く学ぶための書籍も揃っています。例えば、

- JIS Q 9005:2023解説と活用ガイド（税込価格：4,180円、A5判・272ページ）では、JIS Q 9001規格群の一つであるJIS Q 9005の意義や活用法が詳細に解説されています。
- SDGsをISO 14001/9001で実践するケーススタディ（税込価格：2,420円、A5判・156ページ）という本では、ISO 14001や9001を通じたSDGs実現のための具体的手法が提示されています。

これらの書籍は、品質マネジメントの理解を深め、実務に役立つ情報を提供してくれます。

セミナー情報も見逃せない！

日本規格協会では、ISO/DIS 9000およびISO/CD2 9001の改訂動向についての説明会も開催されます。ここでは、日本の専門家による最新の改定ポイントや今後の予定について詳しく解説される予定です。セミナーは7月15日（火）に行われ、現地参加とオンライン参加の両方が可能です。

詳しい情報や申し込みについては、一般財団法人日本規格協会の公式サイトをご覧ください。これを機に、品質マネジメントを深く学び、実務に活かしていきましょう。