「シェアレストランアワード2026」で優勝したカレー店
2026年9月、株式会社吉野家ホールディングスの子会社、株式会社シェアレストランが主催する「シェアレストランアワード2026 カレー王決定戦」が東京都中央区の吉野家ホールディングス本社で開催されました。このイベントには、飲食店間借りマッチングサービス「シェアレストラン」を利用して営業している20カレー店舗が参加し、各店舗が独自のレシピを披露しました。
本アワードは、2025年9月に初めて行われた「シェアレストランアワード」の後続イベントで、今回も参加店舗同士が審査を行い、料理の技術と商品力を競い合う形式が採用されました。優勝者には、吉野家公式通販ショップを通じて全国販売のチャンスが与えられるため、多くの出店者が注目しました。
出品された多彩なカレーの数々
参加した20店舗は、スパイスカレーやドライカレー、薬膳カレーなど、様々なジャンルのカレーを提供しました。専門家による審査に加えて、参加店舗同士でも評価し合うことで高め合う姿勢が評価されていました。
審査の結果、優勝に輝いたのは、東京都中央区の日本橋で間借り営業を行う「酒とスパイス マツコ」です。筆者もこのカレーを試食しましたが、特に印象的だったのが「冷やしカレー」というユニークなメニューです。
優勝した「酒とスパイス マツコ」の「冷やしカレー」
「酒とスパイス マツコ」が出品したのは、鯖や鯵の旨味と、出汁、スパイスを重ねた独自の「冷やしカレー」です。冷たいカレーという新しい試みが功を奏し、魚介の深い旨味とスパイスの香りのバランスが絶妙でした。カレーキュレーターである「カレーおじさん」氏も、「サバの旨味とスパイスの香りが見事に調和している」と大絶賛していました。
参加店舗からも、冷たい出汁とスパイスの相性、さっぱりとした後味、さらには冷たいご飯でも楽しめる食感が評価され、「間借り営業ならではの自由な発想が生きていますね」との声が上がりました。
今後の展望
優勝を果たした「酒とスパイス マツコ」は、今回の審査を経て得たフィードバックをもとに、通販販売に適した商品を検討し、吉野家公式通販ショップでの全国販売を目指すとのことです。これは間借り営業を行う料理人たちにとって、新たな挑戦の場となることでしょう。
「シェアレストラン」は、シェアスペースを利用して料理人が経験を積む場を提供し、次のステージへ進むための機会を創出することに取り組んでいます。これからも多くの才能がこのプラットフォームを通じて羽ばたいていくことを期待しています。
多様な参加者の背景
シェアレストランは、ミシュラン掲載店の修業経験者から、学生、副業の会社員、元アイドルまで、多種多様なバックグラウンドを持つ料理人が利用しています。中でもカレーはサービス開始以来、一定の人気を誇り、開業数の上位を占めています。このように、「シェアレストラン」は新しい飲食業の形を模索する場となっており、今後の展開が楽しみです。これからも注目していきたい企画です。