角川新書12月の新刊、酒と戦争を探る
株式会社KADOKAWAが提供する角川新書から、2023年12月10日に新刊が追加されます。今回の新刊は、【『「酔っぱらい」たちの日本近代酒とアルコールの社会史』】と【『増補新版戦艦大和 復元プロジェクト』】の2冊です。これらの作品は、酒と技術、そして日本社会の変化をテーマに深く探る内容となっています。
『「酔っぱらい」たちの日本近代酒とアルコールの社会史』の魅力
この本の著者は、気鋭の社会学者・右田裕規氏です。彼は、20世紀の日本における労働と酒の関係について掘り下げ、酒がいかにして日本の社会文化に組み込まれてきたのか、またそれが働く人々の生活にどのように影響を与えているのかを考察します。酒を通じて見ると、そこには単なる娯楽としての酒ではなく、労働環境や社会規範の変遷が見えてきます。例えば、晩酌や接待など、日常の中で飲酒がどのように位置づけられているか、さらには「飲み会」が職場の一部として扱われる昨今の文化にも言及しています。
この書籍は、216ページのボリュームで、価格は1,034円(税抜940円)です。具体的な事例や実際のデータに基づいた分析が行われているため、読み応えがあります。さらに、右田氏は他にも多くの著書を持ち、社会学の観点から近代日本のコミュニケーションや文化を探求してきました。
『増補新版戦艦大和 復元プロジェクト』の詳細
一方、戸髙一成氏による『増補新版戦艦大和 復元プロジェクト』は、日本海軍の象徴ともいえる戦艦大和の復元にまつわる話です。この書籍では、戦艦大和の復元に関する最新の研究結果や新事実が収められており、改装後の様子やプロジェクトを推進した館長の熱い思いが伝わってきます。特に、開館20周年を迎える大和ミュージアムのこれまでの歩みと新たな挑戦の記録は、海軍ファンにはたまらない内容です。
240ページ構成で、価格は1,056円(税抜960円)。著者の戸髙氏は日本海軍史の研究家であり、多数の関連書籍を執筆してきた実績があります。彼の研究は、戦艦大和の歴史を深く掘り下げ、その偉大さを伝えるものです。
まとめ
酒と戦争、二つのテーマを通じて、日本の社会がいかに変化してきたのかを理解する絶好の機会です。12月10日の発売をお見逃しなく!詳細情報は角川新書公式Twitter(@kadokawashinsho)で受け取れます。日本の近代史を知るための貴重な一冊として、是非手にとってみてはいかがでしょうか。電子書籍版も同時に登場しますので、お好みの形式でお楽しみください。