ギャラクシー賞でABCラジオがラジオ部門とCM部門で入賞！

ABCラジオがギャラクシー賞での快挙

朝日放送ラジオ株式会社（ABCラジオ）が、第62回ギャラクシー賞においてラジオ部門とCM部門の2部門での入賞を達成しました。この賞は、放送批評懇談会が日本の放送文化の健全な発展を支援するために設立されたもので、1963年から続く伝統あるものです。ラジオ部門では入賞作品が8本選ばれ、その中から大賞1本、優秀賞3本、選奨4本が選出されます。

ABCラジオが入賞したラジオ部門の番組は、『ＡＢＣラジオぼうさい部スペシャルあの日に学ぶ未来への備え』です。この特別番組は、2025年1月13日に放送され、阪神・淡路大震災の経験をもとに防災について考えることを目的としています。

特別番組の目的と内容

番組は、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災を振り返り、あの日の記憶から具体的な教訓を導き出し、現在の私たちがどのように備えるべきかを探求しました。3時間にわたる生放送では、当時『おはようパーソナリティ道上洋三です』でアシスタントを務めていた高野あさおさんや、ABCテレビアナウンサーの北村真平さんがパーソナリティを務めたことが特徴です。

番組の冒頭では、震災当時の生々しい音声が流れ、神戸市東灘区の自宅からの道中で、高野さんが当時の体験を語ります。さらに、様々なゲストが登場し、それぞれの震災の記憶や、未来の災害に備えるための知恵を共有しました。さらに、多くのリスナーから寄せられた体験談も番組の大きな要素です。これにより、30年前の震災の思い出が新たに語り継がれるとともに、リスナー自身も防災について考えるきっかけとなったのです。

多彩な出演者とリスナーの参加

この特別番組の魅力は、多彩な出演者にあります。ゲストには、島田大さんや、兵庫県立大学の松川杏寧准教授、神戸大学の山邑太左衛門さんなどが名を連ね、さらに著名な方々のコメント出演もありました。桂文珍氏や上沼恵美子氏といった人気タレントによる発言は、聴取者にとって貴重な情報となったことでしょう。

特に、震災を経験した多くの方々からのメッセージは、当時の心痛な思いをリアルに伝え、いかに震災が地域社会に影響を与えたかを物語っていました。30年経っても色あせない、その痛みと教訓を次世代に伝えるこの番組は、非常に意義深いものでした。

CM部門でも輝く

さらにABCラジオは、CM部門においても『中央軒企業「私たちは考えました篇」』という作品が入賞。このラジオCMは、受賞作品の中で唯一のラジオCMとして選ばれ、ラジオへの積極的な取り組みを示しました。CM部門は、全体で13本の作品の中から選出され、その中での快挙です。

同社の受賞作品に関する詳細な制作陣も紹介され、プロデューサーの野本友恵さんなどによる高い制作技術が評価されました。

まとめ

この受賞を受けて、さらに多くのリスナーにABCラジオが提供する番組やCMを知ってもらう機会になることを期待しています。特別番組『ＡＢＣラジオぼうさい部スペシャルあの日に学ぶ未来への備え』は、今後も防災教育の一環として、世代を超えた伝え方を大切にすることでしょう。今後の発表に伴う栄誉も楽しみでなりません。