2025年に日本で開催される注目の公演と展覧会情報まとめ

2025年、日本での多彩な文化イベントに注目

2025年は、芸術や文化の新たな刺激を受ける貴重な体験が詰まった年になるでしょう。特に、ミュージカルや展覧会の充実したラインアップが注目を集めています。以下では、2025年に日本で開催される注目の公演と展覧会を詳細にご紹介します。

ミュージカル『ペテン師と詐欺師』コンサート・バージョン

2025年8月1日から3日まで、東急シアターオーブで上演されるのが、コメディミュージカル『ペテン師と詐欺師』のコンサート・バージョンです。
その主演を務めるのは、世界的に名高いミュージカル俳優・ラミン・カリムルー。彼が日本のファンのために特別に来日し、同じくハドリー・フレイザーとの息の合ったパフォーマンスが誇られます。昨年、ロンドン・パラディアム劇場での公演は、彼らの絶妙なコンビネーションで観客を魅了しました。この度の来日公演は、多くのファンにとって待望のチャンスとなることでしょう。

2025年12月開催「ハンス・ウェグナー展」

続いて、12月2日から2026年1月18日にわたり、ヒカリエホールで開催される『ハンス・ウェグナー展』にも期待が寄せられています。デンマーク出身のデザイナー、ハンス・ウェグナーは、20世紀の家具デザインに多大な影響を与え、特に「Yチェア」は日本でも広く愛されています。この展覧会では、椅子研究家である織田憲嗣氏のコレクションを通じて、約160点のウェグナー作品が展示され、デザインの哲学に触れる機会が提供されます。

また、プロトタイプや復刻椅子など、これまでにない規模と内容での回顧展となり、ウェグナーの卓越したクラフトマンシップを堪能できる絶好のチャンスです。

NTT ArtTechnology×Bunkamura共同企画『北斎とジャポニスムコンサート』

さらに、2025年3月28日にはBunkamuraオーチャードホールで『北斎とジャポニスムコンサート』が開催されます。このコンサートは、葛飾北斎の作品にインスパイアされたクラシック音楽や現代技術が融合した新しい試みです。ドビュッシーやラヴェルの名曲が演奏される中、藤倉大の「箏協奏曲」も特別に紹介され、ジャポニスムのテーマを深く掘り下げます。