ドジャース・ロバーツ監督が明かすMLBと日本球界の違い
ロサンゼルス・ドジャースを率いるデーブ・ロバーツ監督が、MLB(メジャーリーグベースボール)と日本の野球シーンの違いについて独占インタビューで語った内容が話題を集めている。このインタビューは、「ABEMA」の人気番組『おはようロバーツ』で配信されており、今後も毎週月曜日に放送される予定だ。
ロバーツ監督は、日本球界の巧妙なヒット重ねるスタイルとMLBの長打力重視の攻撃スタイルの違いについて触れつつ、守備面でも両国に特色があることを指摘した。特に日本球界の守備は基礎がしっかりしている点が高く評価されており、投球面ではMLBは球速や球威重視であり、日本はスライダーやスプリットを多用する傾向にあるという。
また、ロバーツ監督は日本で活躍する投手、山本由伸や佐々木朗希についても言及した。彼は、彼らがMLBに挑戦する際に、登板間隔を日本スタイルの中6日で調整する狙いを説明。「MLBでの登板に慣れさせるためだった」と明かし、さらには理想の登板間隔についても自分の考えを述べた。理想としては中5日間隔で、ブルペン練習ができるメリットを強調し、それを維持することが重要だと考えているようだ。
その中で、ロバーツ監督は最近MLBで正式に導入されたDH制(指名打者制)についても言及。この制度は、ファンにとって打者を楽しむ要素を増やすものであり、ドジャースの大谷翔平選手の獲得にも影響を与えたのではないかと推測している。ロバーツ監督は「もしDH制がなかったら、大谷を獲得するのは難しかったのでは?」と当時の状況を振り返った。
さらに日本の高校球児についても、「全員がキャップのツバを曲げている」と言って笑いを誘ったロバーツ監督。日本球界に対する親近感を見せる瞬間だ。
歴代MLBベストナインに大谷の名
インタビューでは、ロバーツ監督が選ぶ「歴代MLBベストナイン」も発表された。捕手にはバスター・ポージー、ファーストにはフレディ・フリーマン、セカンドにロベルト・アロマー、ショートにはオマー・ビスケル、サードにはスコット・ローレンが選ばれた。レフトはバリー・ボンズ、センターはケン・グリフィー・ジュニア、ライトにはイチロー、そして投手にはペドロ・マルティネスが名を連ねた。そして、指定打者には「言うまでもなく翔平」と大谷の名前が上がった。
このように、ロバーツ監督は自身の経験と視点を通じて、野球の魅力や、選手たちの特性、さらには日米の違いを明らかにした。視聴者は彼のコメントを通じて、今後の選手の成長と、野球がどのように進化していくか、副次的に興味を持つことができるだろう。
『おはようロバーツ』は現在も無料配信中で、多くのファンが注目している番組となっている。次回の放送にも期待が寄せられている。
ABEMAでの放送情報
本インタビューは、「ABEMA」で毎週月曜日の朝8時から配信中であり、視聴者は以下のリンクから視聴できる。ぜひお見逃しなく!