近藤太香巳氏、SBIネオメディアHDの副会長に就任し新たなメディア戦略を推進

近藤太香巳がSBIネオメディアホールディングス副会長に就任

株式会社NEXYZ.Groupは、近藤太香巳がSBIネオメディアホールディングス株式会社の副会長に就任したことを発表しました。彼はこの役職を通じて、グループのエンタテインメントとメディア戦略の強化を図ります。近藤が新たに担う役割について、関係者に期待が寄せられています。

SBIネオメディア合併の目的

SBIネオメディアHDは、さまざまなプラットフォーム、IP（知的財産）、タレント、先進技術を組み合わせて、新しいメディアエコシステムを構築することを目指しています。このエコシステムの核となるのは、発見、拡散、投資の三つの要素を統合したモデルです。

SBIグループの金融データや顧客基盤、デジタル技術を利用することで、国内外の市場にも広がりを持たせることを計画しています。また、1,000億円規模のコンテンツファンドを通じて、資金を流動的に運用し、様々なメディア制作を支えることが狙いです。

近藤の取り組みとビジョン

新任の副会長として、近藤はまず200社以上のSBIグループにおける広告管理体制を見直し、効率化とノウハウの内製化を進める方針です。特に、「ハウスエージェンシー機能」の構築が鍵となります。これにより、広告戦略の一貫性を高め、効果的なメディア展開を実現します。

さらに、彼は世界中の注目企業への出資やコンテンツの取得、企画・制作を行い、これらをさまざまなメディアプラットフォームに広める高付加価値の収益モデルを推進します。地方自治体や地域メディアとの連携も強化し、地域創生に寄与することも視野に入れています。これは、地方金融機関との協力による「第4のメガバンク構想」にもつながるもので、金融とメディアの融合を介して新しい社会インフラの確立を目指します。

近藤と北尾のタッグ

これまで、近藤はSBIグループの北尾吉孝氏と共に、フジテレビの経営改革に携わり、メディア戦略を発信してきました。この経験を活かし、今後は両者の知識と金融機関のネットワークを融合させ、NEXYZ.Groupの理念に基づく「メディア・IT・金融の融合」を実現します。

今後の展開に、業界の目が集まる中、近藤の新たな挑戦がどのような成果をもたらすのか、非常に楽しみです。