『少女仮面』新演出
2025-04-14 17:56:21

唐十郎の名作『少女仮面』を渡辺えりが新演出!特別公演2025年6月上演

唐十郎の名作戯曲『少女仮面』新演出で上演決定!



1969年に鈴木忠志が率いる早稲田小劇場で初演され、岸田戯曲賞を受賞した唐十郎の名作『少女仮面』が、2025年6月に改めて上演されることが発表されました。今回の公演は、古稀を迎えた渡辺えりが新たに演出を手掛けるもので、演劇界でも多くの試みに挑戦し続ける彼女の姿勢が伺えます。

渡辺は、42年前にパルコ劇場のプロデュースで春日野八千代役を演じた経験を持ちます。彼女はその際に唐十郎や美術家の朝倉摂、李礼仙らの助言を受け、情熱を持って演じていました。2023年、唐十郎がこの世を去った今、彼女は自らの原点を見つめ直し、劇団の理念として掲げた「平和への祈り」と「永遠の舞台への夢」に応えるべく、新たな『少女仮面』を舞台に届けることに決めました。

新たなキャストが集結!



公演には渡辺えりをはじめ、大鶴佐助、土屋佑壱、吉田裕貴、福本雄樹、そして黒島結菜を含む豪華キャストが揃います。また、甘粕大尉役は日替わりのゲスト陣が登場する予定で、観客の期待を膨らませています。このようなキャストによる新たな『少女仮面』に多くの観客が注目することでしょう。

物語の舞台設定とは?



物語は、東京都内にある地下喫茶「肉体」を舞台に展開します。そこでは、伝説の宝塚男役スター春日野八千代が、演出と役作りに励みつつ、舞台に立つキャサリンの登場を待ち望んでいます。この設定は、肉体の無い形無き欲望や永遠の愛を追求する精神が描かれる一方で、戦時中の記憶や希望も暗示しています。春日野自身の秘密や過去があらわになり、物語は次第に面白さを増していきます。

東京大空襲と近未来への発展がコンフリクトする中、春日野が織りなす愛と舞台への夢の物語が色鮮やかに描かれています。これらのテーマがどのように交錯するのか、多くの観客の心に強く残ることでしょう。

公演の細かい情報



公演は2025年6月11日から22日まで、ザ・スズナリで行われます。チケットは一般8,000円、U-30向けの当日引換券は5,000円とお手頃な価格設定で、先行販売も予定されています。一般発売は2025年4月26日から始まります。公式サイトでは販売情報や詳細なお問い合わせ先が掲載されており、関心のある方はぜひチェックしてみてください。

渡辺えりの演出に期待!



唐十郎に捧げる追悼公演として、渡辺えりがどのように作品を再解釈し、新たな光を当てるのか注目の公演です。彼女独自の視点に基づく新演出に期待が募る中、多彩なキャストとの協演によって生まれる新たな『少女仮面』に、ぜひご期待ください。


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