古屋星斗氏が語るキャリア形成の新しい視点とは?
2023年2月5日、一般社団法人プロティアン・キャリア協会による書籍出版記念イベントが東京都中央区で開催されました。著者である古屋星斗氏が登壇し、現代のキャリア形成における重要なテーマについて熱く語りました。同イベントは多くの若手社員や管理職の方々にとって、有意義な学びの場となりました。
イベント概要
- - 日時: 2023年2月5日(水) 18:30~19:30
- - 会場: 東京都中央区日本橋茅場町 PMO EX日本橋茅場町 1F HUMAN FIRST SALON
- - 登壇者: 古屋星斗氏 (一般社団法人スクール・トゥ・ワーク代表理事) 及び 栗原和也氏 (一般社団法人プロティアン・キャリア協会 CGO)
可処分時間の重要性
古屋氏は、近年の法改正が若手社員の労働条件に与えた影響について言及しました。具体的には、若手雇用促進法や働き方改革により、労働時間の短縮と有給休暇の取得率向上が進んでいます。この結果、私たちが自由に使える「可処分時間」が増加しているのです。
この時間をどのように使うかが、個々の成長やキャリア発展に与える影響は計り知れません。「可処分時間をどう活用するかが、その人の成長に大きく影響する」という古屋氏の言葉は、若手社員にとって特に心に響くものでした。今後は、主体的に学びながら自己成長を図る姿勢が求められるとのこと。若手社員にとって、自由な時間の使い方は未来のキャリアを左右する重要な要素となるでしょう。
エンタメと向き合う時代
イベントでは、現代社会に溢れるエンターテインメントとの付き合い方についても論じられました。NetflixやYouTubeといった多様なエンタメが身近にある中で、若者たちは「代わりに何かをすると罪悪感を感じる」と古屋氏は指摘します。しかし、エンタメは単なる逃避ではなく、多くの学びを得る機会であるとも述べました。映画やSNSを通じての情報収集は、キャリアの助けにもなるのです。
「エンタメとのバランスが重要だ」という古屋氏の言葉は、仕事とリフレッシュのための活動がどのように両立できるかを示唆しています。学ぶ時間や仕事の時間とは別に、心の平穏を保ちながら成長するために、エンタメを積極的に活用する考え方が重要です。
参加者の反響
本イベント参加者は、古屋氏の講演を通じて、自らのキャリアと向き合う貴重な時間を得たと感じています。特に「キャリアオーナーシップ」を持ち、主体的に働くことの大切さが強調され、与えられた時間の有効活用に対する考え方が再認識されたようです。限りある時間の使い方が、キャリアの成功につながるというメッセージは、多くの参加者の心に深く残ったことでしょう。
書籍の紹介
古屋氏の新著「会社はあなたを育ててくれない」では、現代のキャリアの課題を掘り下げ、若手社員が直面する悩みや不安に寄り添った内容となっています。「成長の機会も時間も足りていない」という悩みは、今の仕事環境における厳しい現実を反映したものです。本書を通じて、主体的な働き方の重要性を感じ取ることができるでしょう。
今後の予定
一般社団法人プロティアン・キャリア協会は、2025年に5周年を迎え、人材育成に関するイベントを計画しています。自身のキャリアを見つめ直す機会として、多くの方々が参加されることに期待が寄せられています。興味のある方は、ぜひ一度参加してみると良いでしょう。
このように、古屋星斗氏のイベントは、キャリア形成というテーマに対し新たな視点を提供する貴重な機会となりました。参加者が自らの未来を考えるきっかけを得たことは間違いありません。