50代以上が選ぶ!キャラクター人気ランキングとその理由
最近、50歳以上の女性たちが選ぶ「好きなキャラクター」ランキングが発表され、多くの共感を呼んでいます。この調査は、株式会社ハルメク・エイジマーケティングの「ハルメク 生きかた上手研究所」が実施したもので、506名の事前調査と546名の本調査を基にしています。
調査結果概要
発表されたランキングのトップは、「スヌーピー」でした。スヌーピーはすべての年代で選ばれており、特に「昔からあるキャラクターだから」、「かわいい」、「親しみやすい」といった理由が挙げられました。
次に「くまのプーさん」が2位にランクイン。50代と60代ではやや順位が低めですが、70代ではその人気が高まり、総合的に2位となりました。プーさんの「かわいい」、「親しみやすい」、「癒される」という特徴が支持されています。
3位には「ミッフィー」が輝きました。「シンプルで良い」、「かわいい」、「親しみやすい」という点が評価され、50代では2位に、60代では4位に、70代では7位となっています。年代によって支持の差も見られました。
調査の背景と実施方法
この調査は、50歳以上の女性を対象にしたWEBアンケートで実施され、事前調査では「好きなキャラクター」を自由に記述する形で回答を得ました。その中から多く挙がった20種類のキャラクターに対して、本調査では7段階で評価を行いました。この細やかな調査方法によって、実際の人気が明らかになりました。
キャラクターに対する想い
スヌーピーが選ばれる理由の中には、「自由人で、私の配偶者のよう」といったユニークな意見もあり、自己の過去との結びつきを感じさせます。また、プーさんは「父に似ている」という感覚や、「大らかで癒し系」という意見も多く、これらキャラクターは単なるフィクションに留まらず、個々の生活に深く根ざしていると言えそうです。
このように、ミッフィーについては「子どもの頃からずっと一緒」という思い出を持つ方が多いのも特徴的です。シンプルなデザインながら、心に訴える力があるようです。
キャラクターと世代
興味深いのは、20種類のキャラクターにおける年代別の支持の変化です。50代ではミッフィーが上位に入りますが、70代ではピーターラビットが人気を得るなど、世代によるわずかな差異が見受けられます。これらは幼少期に触れたキャラクターとの思い出が影響していると考えられます。時代背景と相まって、各年代の女性たちが自分史を振り返る際に寄り添ってくれる存在となっているのでしょう。
心の中のパートナー
「好きなキャラクターはいない」という回答がわずか10.3%であることから、ほとんどの人が自分のお気に入りを持っていることが分かります。これらのキャラクターは、過去の思い出を育む存在であり続け、今の生活を彩るパートナーでもあります。若い頃は目指す理想像を、子育ての時代には支えてほしい存在を、そして今は心地よい距離を保ちつつ寄り添う相手と捉えられています。
まとめ
この調査を通じて、50代以上の女性たちがどのようにキャラクターに愛着を持ち、自らの人生とどのように関連付けているのかが浮き彫りになりました。彼女たちの生活の中で、キャラクターたちは単なる嗜好にとどまらず、自分自身を映し出す大切な存在と言えるでしょう。キャラクターとの関係性は、時代とともに変化しながら、彼女たちの心の奥底に根差した価値を持ち続けているのです。
ハルメクについて
「ハルメク」は50代からの女性に向けた情報を提供する雑誌で、生活をより豊かにするヒントをお届けしています。健康、料理、ファッションなど、多岐にわたる情報が詰まった誌面から、シニア世代の声を真摯に捉えた商品開発を進めています。