IT企業を舞台にした新感覚ホラーミステリ『霊感インテグレーション』

IT企業の恐怖と謎が交錯する新刊『霊感インテグレーション』

現代のテクノロジーとオカルトが融合した新たなホラーミステリ小説が登場します。著者の新名智さんは、IT企業でプログラマーとして働きながら、ミステリとホラーの要素を取り入れた作品を書き続けてきました。彼の新作『霊感インテグレーション』は、6月26日に発売されます。

新名さんは2021年に『虚魚』で横溝正史ミステリ＆ホラー大賞を受賞しデビュー。その後も『あさとほ』や『きみはサイコロを振らない』など、多くの注目作を発表し、ホラーミステリ界の新星として頭角を現しています。

現代のホラーの形とは？

『霊感インテグレーション』では、ITベンチャー企業やマッチングアプリ、マインドフルネスアプリ、さらには廃墟をテーマにした動画実況者など、現代ならではのユニークな題材が盛り込まれています。新名さんは、身近な存在であるIT企業を舞台に、曰く付きの案件が持ち込まれる様子を描くことで、現代の人々にも共感できる恐怖を表現しようとしています。

「ホラーにおいて、怖さの身近さは重要です。たとえば、アメリカでは自動車の普及とともに生まれた