新刊『歯並びを守る』
2025-06-12 13:12:21

離乳食と幼児食の新しい提案:歯並びを守る本が登場

新しい時代の離乳食と幼児食の必読本



離乳食と幼児食の重要性が再認識されている現代において、口腔ケアを視野に入れた画期的な新刊「歯並びをよくする離乳食・幼児食」が、2025年6月2日に発売されます。この本は、離乳食・幼児食コーディネーターであり、現役の小児歯科医でもある杉原麻美氏が監修。彼女は、日々医療現場で子どもたちの口腔の健康を守る立場から、重要な警鐘を鳴らしています。

離乳食と口腔ケアの新たな関係



現代の子どもたちは、柔らかい食事ばかりを好む傾向があり、これが口腔の未発達を引き起こしていると杉原氏は警告します。「でこぼこ歯」や「出っ歯」、「受け口」といった歯並びの問題は、遺伝的な要因があるものの、食事や口の使い方による影響も大きいのです。子どもたちのお口周りの筋肉や飲み込む力が未発達な状態が増えており、その影響は成人後も続くリスクがあります。

杉原氏は、悪い歯並びが与える数多くのデメリットを指摘します。虫歯になりやすい、動脈硬化や心疾患などに関連する歯周病、さらには頭痛や肩こりなどの体の不調を引き起こす可能性もあるのです。これらは、単なる個別の問題ではなく、発育や学習能力にも関与してくるため、親としての対策が重要になってきます。

親にできる予防策



「生まれ持ったものだから」と諦めてしまう前に、親ができる対策は数多く存在します。本書では、食生活や日々の習慣を見直すことの重要性を強調。特に、妊娠期からこの本を読み、食事にコンシャスな考え方を取り入れることがすすめられています。

著者は「良い歯並びをつくるヒントは食にある」と主張し、実際にどのような食事が望ましいかを詳しく提案します。月齢に合わせた従来の離乳食とは異なり、歯の生え方やお口の状態に応じたメニューを具体的に示し、口の発達に必要な「唇の力」「舌の位置」「咀嚼力」「まとめる力」「嚥下力」の五つの力を育むメニューを提供します。

食事メニューの例



たとえば、手づかみで食べられる「手づかみ食べ」を推奨し、自分で食べる楽しさを引き出す工夫や、奥歯が上下4本生えた頃には、「骨つき肉」を食べさせて、自分でかじり取る体験を通じて能力を育む提案もなされています。このように、歯ごたえのある食材を使ったメニューが豊富に紹介されており、食事を通して楽しみながら歯並びを意識することができる作品になっています。

まとめ



この新刊は、親たちが子どもに対して理解を持ち、有意義な食生活を提供する手助けとなる一冊です。杉原麻美先生の経験と知識が詰まったこの本は、今後の子どもたちの健康的な発育に大きな力を注ぐことでしょう。舌で感じる離乳食の大切さ、そして健康な歯並びを育むためのアプローチを、ぜひ手に取って学んでみてください。さあ、次世代の健康を育てていきましょう!

書籍の表紙

著者プロフィール



杉原麻美(すぎはら あみ):東池袋すぎはら歯科+kids副院長、小児歯科医、離乳食・幼児食コーディネーター、口育士。歯科医師として深い専門知識を有し、実際に子どもに寄り添った医療を実践しています。これまでのキャリアを通じて、食と口腔ケアの重要性を痛感し、具体的なアプローチ方法を示すことで、未来の健康を作ることに情熱を注いでいます。


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