第10回 日文研―京都アカデミックブリッジ開催のお知らせ
国際日本文化研究センター(日文研)が主催する「日文研―京都アカデミックブリッジ」は、多様な文化や学問に触れることができる貴重な機会として注目されています。今年の第10回は、3月1日(土)に「岩倉使節団150年:マンガで考える日本の近代」と題して行われる予定です。イベントは午後2時から4時まで、京都国際マンガミュージアムの多目的映像ホールで実施されます。
岩倉使節団150年を振り返る
1871年に発足した岩倉使節団は、当時の日本が西洋諸国を体験し、国際社会における立ち位置を確立するための重要な旅でした。この使節団は、岩倉具視を大使とし、総勢100人以上のメンバーで2年にわたって数多くの国を訪れました。この150年の歴史的意義を掘り下げる試みが、京都精華大学と日文研の共同研究のもと進められています。
漫画による学び
イベントの中では、岩倉使節団をテーマにした学習漫画の制作が紹介されます。この漫画は、歴史的事実を学ぶための教材としての役割を果たすことを期待されています。また、漫画が日本研究の一環としてどのように活用されるかについても、作家や研究者たちが意見を交わします。
パネルディスカッション
パネルディスカッションには、日文研の教授や京都精華大学の准教授、作家、外国人研究員が一堂に会し、様々な視点から議論が展開されます。参加者は、京大卒業後、歴史や法学、翻訳学の専門家で構成された豪華なメンバーです。
- - 瀧井 一博(日文研教授):国制史や法史の専門家。
- - 伊藤 遊(京都精華大学国際マンガ研究センター特任准教授):マンガ研究における権威。
- - 濵田 咲乃(作家、非常勤講師):フリーランスの作家としても活動。
- - 佐藤=ロスベアグ・ナナ(日文研外国人研究員):翻訳学の専門家で、日本研究の第一線に立つ。
主宰するのは、日文研の特任助教である駒居幸氏が務めます。これにより、活発な議論が期待されています。
参加方法
参加を希望する方は、事前申し込みが必要です。必要な情報を記入の上、郵便はがきやEメールで申し込むことができます。定員を超える応募がある場合は抽選が行われ、当選者には聴講券が発送されます。参加費は、大人1,000円、中高生350円、小学生200円と、手頃な価格が設定されています。
アクセス情報
会場は、京都市営地下鉄「烏丸御池駅」からすぐの地点でアクセスも便利です。バスの利用も可能で、イベント当日は午前10時から午後5時まで京都国際マンガミュージアムを観覧することができます。
まとめ
「日文研―京都アカデミックブリッジ」を通じて、岩倉使節団の意義や、歴史を学ぶ手段としての漫画が持つ可能性について深く考える機会となることでしょう。若い世代や国際的な視点からの参加を通じて、さらなる理解を深める場となりますので、ぜひこの機会をお見逃しなく!