いよいよ、2024年に40周年を迎える自動車情報番組『カーグラフィックTV』。そのアニバーサリー企画の一環として、2月27日(木)放送のゲストは、俳優の松重豊さんです。松重さんは、今月公開された映画『劇場版 孤独のグルメ』で、監督、脚本、主演を務めた多才な俳優。
この番組は、各界のクルマ好き著名人をゲストに迎え、愛車を紹介しつつ、その魅力や思い出を語るスタイルが特徴です。ゲストは毎月変わり、さまざまなクルマにまつわるトークが展開されます。これまでのゲストには、自動車評論家やミュージシャンが登場し、それぞれの愛車の魅力を引き出してきました。
松重さんは、大学時代から演劇活動を始め、数々の舞台や映画で活躍してきた演技力で知られています。特に、2012年からのテレビドラマ『孤独のグルメ』では、井之頭五郎役を長年演じ、人気を博してきました。同番組が10シーズンも続くとは、松重さん自身も思っても見なかったことでしょう。
さて、今回のトークでは、松重さんが紹介する愛車、ポルシェ911についても深く掘り下げていきます。松重さんは、自らのYouTubeチャンネルでも車のインプレッションを披露しており、特にマニュアル車に対する愛着が強いことが知られています。ポルシェ911を選んだ理由についても興味深いエピソードが聞けそうです。
プログラムでは、松重さんとMCの松任谷正隆とのトークが展開されます。トークの中では、クルマだけでなく、『孤独のグルメ』に関する興味深い話題も出てくるでしょう。特に松任谷からの「美味しいって何?」という哲学的な質問には、松重さんは「物語じゃないですか」と的確な答えを返します。その中で、彼がなぜクルマに対して持つ独特のこだわりや、物への愛情について語る姿が目に浮かびます。
松重さんは一時、俳優業から離れ、建設会社の正社員として働いていた経験もあり、その頃に初めて運転したディーゼルのキャラバンに対する思い出も語ってくれることでしょう。「コラムシフトがセクシー」と感じるその感性は、決してクルマに対する知識だけではなく、彼の人生哲学に根ざしています。
自分が初めて購入したシビックの話など、松重さんが次第に広がる趣味とともに語ることにより、大人のこだわりトークが繰り広げられます。さらには、ポルシェ911を選んだ背景や、運転する際の楽しさ、クルマと人生の繋がりなどについても深く掘り下げられるでしょう。
最後に、視聴者にはぜひ、彼らの“面倒くさい”こだわりを共感し、楽しんでもらいたいものです。大人の趣味が交差するトークを通じて、松重さんと松任谷の間にある深い理解と尊敬の念が浮き彫りになる貴重な機会となることでしょう。この番組を見逃す手はありません!