滋賀の新教科書
2026-07-15 08:40:58

滋賀県立守山北高校が新たな「みらいの教科書」を刊行!

滋賀県立守山北高等学校が生徒たちの手で教科書を企画



滋賀県に位置する滋賀県立守山北高等学校が、2025年4月に新設される「みらい共創科」の1年生と2年生を対象に、特異な形の教科書『みらいの教科書 〜もりきた・みらい共創科で学ぶ地域と自分のみらい〜』を制作しました。学校設定科目で学んだ成果を、一冊のハンドブックとして集約しています。この教科書は、滋賀県のマイクロ出版社・紫洲書院と共に作られ、生徒自身の独自の価値観や思いが色濃く反映されています。

「生きた教材」を目指して



守山北高校は新たな「みらい共創科」を開設し、その中で生徒たちは従来の教科書が存在しない中で新たな学びに挑戦しています。生徒たちは地域社会や企業を学び舎とし、自発的に行動しながら学ぶ環境が整っており、これまでの体験を新しい形で後輩たちに還元することが求められていました。「生きた教材」として社内外の関係を活かすため、この教科書の制作が企画されたのです。

経験を基にした教科書制作



この教科書は、教員が一方的に教材を作成するのではなく、生徒自身の経験や意見を反映したものになっています。生徒たちによる振り返りを経て、地域出版社との共同作業を通じて構成されています。このプロセスは、生徒たちの学びに対する誇りを育み、中学生たちや他校へ進学する際の指針ともなることが期待されています。

制作過程:生徒への緊密なインタビュー



制作期間の約1ヶ月半、編集チームは学校に通い、生徒たちとの対話を重ねました。彼らからの意見は、デザイン、構成に反映され、視覚的にも親しみやすい教科書が生まれました。生徒たちが「文字だけではなく、直感的に理解できるデザインを求める」「自分たちの言葉で伝えたい」と望む声を丁寧に拾い上げ、彼らのリアルな感情を大切にしながら進められたこのプロジェクトは、単なる記録に留まらない、一緒に作り上げる意味合いを持つものです。

完成した内容の特徴



『みらいの教科書』は、ただの活動記録として構成されているわけではありません。この教科書では、学校が設定したカリキュラムと、それに対する生徒たちのリアルな実感の間に橋を架けることを目的にしています。生徒たちの目をとおし、彼ら自身の言葉で表現された情報が満載であり、以下のような内容が取り上げられています:

  • - カリキュラムと流れの解説: 新入生が3年間の目指す方向性を示し、不安を軽減。
  • - フィールドワークの紹介: 実施したプロジェクトや地域との連携イベントが詳細に記録されています。これによって学びの実践を具体的に理解することができます。
  • - インターンシップの詳細: 今夏に行うインターンシップに向けた事前の準備や、実習当日の心構えがしっかりとサポートされています。

このように、教科書の内容には、生徒たちの視点を反映した工夫がたくさん施されています。特に直感的に理解しやすいデザインにするため、シンプルなビジュアルが工夫されています。

今後の活動:地域とのつながりを強化



守山北学校の新教科書は、今後の授業やオリエンテーションでの活用が見込まれているほか、他校や近隣の中学校の教材としても広めていく計画です。この教科書を通じて、地域社会とのつながりを強化し、次代を担う生徒たちが多様な人々と出会う場を提供していく努力が続きます。この教科書は、生徒たちが未来を切り拓くための貴重な道具となるでしょう。

製作・印刷にかかる費用の一部は、一般財団法人三菱みらい育成財団の助成によるものです。


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