ロボットビジネスの魅力
2025-03-21 12:06:23

ロボットビジネスの全貌を解明する書籍、3月21日発売!

新たな時代の扉を開く『ロボットビジネス』



2025年3月21日、ビジネス書や実用書を専門に出版する株式会社クロスメディア・パブリッシングから、パナソニックのロボット開発を牽引する安藤健氏著の書籍『ロボットビジネス』が発売される。この本では、急速に進行中の「第4次ロボットブーム」を詳しく解説し、ロボット技術の変革点やそれがもたらす産業の変化について深堀りする。

第4次ロボットブームを支える背景



イーロン・マスク氏やエヌビディア社のジェンソン・フアン氏が予測する人型ロボットの普及は、今や現実のものとなりつつある。グローバルな投資が進むこのブームには、AI技術の飛躍的な進化が大きな役割を果たしている。個別に開発されていた機能が「ロボット基盤モデル」として統合されていく中、開発コストが大幅に削減され、ロボットの普及が進んでいる。その結果、ロボットはかつての「客寄せパンダ」から「生活のインフラ」へと進化している。

本書では、こうした背景を踏まえ、今のロボットビジネスの多様なモデル化にも焦点を当てている。購入するのではなく、サブスクリプションサービスとして提供されるロボットが増加することで、資金に余裕のない中小企業でもロボットの利用が可能になったことを強調している。

現場でのロボット活用事例



安藤氏は、私たちの身近なところでどのようにロボットが導入されているかを事例を通じて紹介。この本で触れられる事例の一つに、ファミリーレストランで導入されている配膳ロボットがある。すかいらーくグループでは2022年に約3000台の導入が行われ、人件費の削減に留まらず、顧客接客の向上にも寄与している。また、大阪王将では調理ロボットが炒飯やレバニラを作成しており、忙しい現場の手助けとなっている。

農業、医療、物流といった異なる業界でも、ロボット技術が広がりを見せている。自動運転トラクターや収穫ロボット、自動搾乳ロボットが普及することで、農作業の効率が飛躍的に向上。同様に、医療の分野でも手術支援ロボット「ダヴィンチ」が多くの手術に貢献している。物流業界では、アマゾンが75万台以上のロボットを稼働させており、業界の筆頭ユーザーとなっている。

これからの読者へ



本書の特徴は、ロボットビジネスをわかりやすく解説できる豊富な事例にある。技術的アプローチだけでなく、社会、経済、文化、倫理的視点からの多角的考察が行われており、読み応えのある内容となっている。また、自社へのロボット導入を検討する企業の経営者や、日常生活にロボットを取り入れたいと考える人々にとっても、非常に参考になる内容が詰まっている。

著者について



著者の安藤 健氏は、早稲田大学理工学部、大阪大学医学部で教鞭をとった後、パナソニックに入社。ロボットビジネスの基盤を築いてきた先駆者であり、多くの国内外の賞も受賞している。ロボットに関する教育活動や委員活動も行っている。

『ロボットビジネス』は、一般の読者からビジネスリーダーまで、幅広い層に資する内容。ロボット技術の進化と未来を理解するための必読書である。


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