ミシュランシェフGeorge氏が手がけた究極の包丁が登場！

ミシュランシェフGeorge氏と三星刃物がタッグを組んだコラボ包丁

料理界で注目を集めるミシュランシェフ・George氏と、岐阜県関市の刃物メーカー三星刃物が共同開発した「George × 和 NAGOMI Professional包丁」が、2025年12月19日に登場します。どのようにして生まれたこの理想の包丁について詳しく探ってみましょう。

George氏の経歴とは

George氏は、国内外の星つきレストランでシェフとしての経験を積んだ後、2020年からYouTubeチャンネル「George/ジョージ」を運営し、高評価を得ています。彼のチャンネルは、家庭でも簡単に作れる料理から、プロのレシピまで幅広く扱い、フォロワー数は250万人以上。2022年には白金台の「CIRPAS」でシェフとして腕を振るい、初年度からミシュランにセレクテッドレストランとして選出されました。このような経歴を持つGeorge氏が、包丁開発に乗り出すことになった理由は何でしょうか。

開発プロセスの背景

George氏は長年にわたって三星刃物の自社ブランド「和NAGOMI」シリーズのユーザーでした。彼が三星刃物に対して「理想を叶える包丁を一緒に作りたい」と提案したことから、開発が始まります。

プロジェクトの核心は「George氏の理想を具現化すること」。手書きのスケッチを元に開発が進められ、製造面の課題があっても彼の理想を追求する姿勢が貫かれました。ハンドル材の選定や刃の形状の検討が行われ、理想を実現するために何度も試作品が作られました。

細部にまでこだわった商品概要

美しさと機能性の融合

手作業で磨き上げられたハンドルは美しさだけでなく、握り心地や疲れにくさにも配慮されています。高級感を演出する中央部のバーや口金、尻金は、使用する楽しさを倍増させてくれる要素です。また、刃物には最高ランクの特殊ステンレス鋼が使用されており、切れ味と研ぎやすさが両立しています。

軽量化と持ちやすさへの挑戦

ハンドル内部の設計に工夫を加え、全体としての軽量化を実現。これにより長時間の使用でも手が疲れにくく、どんな料理でも楽に扱えます。また、刀身部分にはGeorge氏のサインが刻印されており、コラボレーションによる特別なモデルであることを誇示しています。

詳細なスペック

- 全長: 340mm
- 刃渡り: 210mm
- ハンドル長: 約120mm
- 峰厚: 2.0mm
- 重量: 180g
- 刃身部素材: 特殊ステンレス鋼
- ハンドル部素材: 積層強化木にステンレス象嵌

右利き用の価格は66,000円（税込）、左利き用は69,300円（税込）。販売は「和NAGOMI」の公式オンラインショップにて行われます。

George氏のコメント

George氏はこのプロジェクトについて、「切れ味、重さ、手触り、見た目、すべてにおいて自分の理想を表現しました。岐阜の職人と共同で細部を徹底的に調整し、理想の一本が完成しました。この包丁を手にした瞬間、その特別さを実感できるでしょう」と語っています。料理を愛し、道具にこだわる人々に向けて、彼の理想を具現化したこの包丁をぜひ手に取ってみてほしいとエールを送りました。

三星刃物の150年の歴史

三星刃物株式会社は、明治6年に岐阜県関市で創業し、150年以上にわたって刃物の製造・販売を行っています。代表の渡邉隆久氏は5代目で、彼らはその工房で受け継がれてきた技術と品質を活かし、国内外の顧客へと魅力的な製品を提供し続けています。「和NAGOMI」シリーズが生まれるまでには、百年以上の歳月がかかりましたが、それは彼らのクラフトマンシップの賜物です。今後も、世界中の人々との絆を大切にしながら、優れた包丁づくりを続けていく姿勢を示しています。

ミシュランシェフと老舗刃物メーカーがタッグを組んだ究極の包丁が、料理の世界で新たな展開を見せることでしょう。