山崎由紀子が描くデジタルアートの新境地、個展「Funny Shape Crap」開催決定

山崎由紀子の個展「Funny Shape Crap」へようこそ

2025年3月15日から3月30日まで、東京都世田谷区のDDD ART 凪において、山崎由紀子の個展「Funny Shape Crap」が開催されます。この展覧会は、山崎がデジタルとアナログの狭間で見出す独自の表現を体験できる貴重な機会です。

アーティスト紹介

山崎由紀子は、1988年に京都で生まれ、京都造形芸術大学を卒業後、現在は東京で活動しています。2010年にはアートアワードトーキョー丸の内で長谷川裕子賞を受賞し、2020年には美術手帖の「崩壊する絵画」展に、2024年にはVOILLDの「Listen to the picture」に参加するなど、注目のアーティストとして活動を広げています。

展示の見どころ

本展のタイトル「Funny Shape Crap」は、山崎が日常生活の中で出会う偶然の形や、様々なフレームを解体し再構築するプロセスを象徴しています。彼女の作品は、インターネット上の画像や、実生活から拾い上げた風景をサンプリングし、コラージュすることで生み出されます。これにより、一見無関係に見える有機的なイメージや記号的モチーフが平面上で新たな関係性を持つことになるのです。

展覧会では、山崎の独特のスタイルによって構成された平面が、まるでパソコンのデスクトップのように多層的なレイヤーを持ち、一つの画面として表現されています。彼女は、デジタルデータとアナログな手法を組み合わせながら、現代に生きる私たちの世代感や、絵画の持つメディア特性を自らの経験から再解釈しています。

偶然性の魅力

山崎が作品を制作する過程では、偶然的に形作られる図像に魅了され、画面の構成を変えたり新たな表現を試みたりします。このような探求は、日常生活の中での無意識の体験や、予測できない出来事がもたらすズレを体感することに似ています。展覧会では、彼女が持つ多層的なレイヤー表現と偶然性から生まれる複雑な図像を、ぜひその目で体験してください。

展覧会詳細

- 会期：2025年3月15日（土） - 3月30日（日）
- 開廊時間：平日 14:00 - 21:00、土・日・祝 12:00 - 19:00
- 休廊日：月・火
- 会場：DDD ART 凪

〒155-0032 東京都世田谷区代沢4-41-2

本展では、展覧会初日に限り原画作品の販売が行われます。作品についてのお問い合わせやリストに関しては、DDD ARTへDMまたはメールで対応可能です。また、作品の海外発送も行っており、アートファンにとっては見逃せない機会です。

山崎由紀子の新たな創造の世界へ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。