WOWOW新システム導入
2025-07-01 16:10:42

WOWOWが新しい映像収録システムを導入し運用を効率化

WOWOWが映像収録・監視の新しいシステムを導入したことが話題になっています。オーストラリアに本社を置くMediaproxyが提供する「LogServer」は、辰巳放送センターの更新に伴って2台が納入され、30チャンネルのHD映像処理を担当しています。このシステムは、特に海外からの映像受信時において、伝送路のノイズを素早く特定できる機能を備えており、またPCブラウザを通じて簡単に操作できるユーザーインターフェースを提供しています。このような利点のおかげで、少人数のスタッフでも大量の回線を効率的に運用できる体制が整いました。

WOWOWは、1984年に設立された日本初の民間衛星放送局で、現在はBS3チャンネル(WOWOWプライム、ライブ、シネマ)とオンライン視聴サービス(WOWOWオンデマンド)を展開しています。2025年1月には約300万人の加入者を有し、映画やオリジナルドラマ、音楽ライブ、スポーツ中継など多様なコンテンツを視聴できる状況です。

今回のLogServerシステムは、日本デジタル・プロセシング・システムズ株式会社(DPSJ)がMediaproxyの正規代理店として導入し、プロジェクトのメインシステムインテグレーターである株式会社テクノハウスと協力して実装が進められました。この連携により、販売や実装に関する問い合わせも日本語で対応可能となり、ユーザーにとって非常に便利な環境が整えられています。

WOWOWからは、「この新しい設備は、大量の回線を少人数で効率的に運用できるというコンセプトに基づいており、LogServerがその実現に寄与しています。ユーザーを意識した機能や、ソフトウェアベースでの高い拡張性も評価しています。LogServerにはモニタリングや監視といった多くの機能があり、今後他の設備との連携も期待しています」とのコメントが寄せられています。

Mediaproxyの最高経営責任者エリック・オットー氏は、「このような重要なプロジェクトに選ばれたことを光栄に思っています。私たちは日本市場にしっかり対応し、WOWOWとの関係を今後も深めていくことを楽しみにしています」と述べています。

Mediaproxyは、2001年の創業以来、数百人のエンジニアによって運営され、テレビやラジオ放送からのライブ映像を24時間365日収録、モニタリング、分析するためのソリューションを提供しています。4KやHEVCなどの最新の映像フォーマットと規格に対応し、使いやすいウェブブラウザとモバイルインターフェースを通じて、様々な機能を統合的に管理できます。これにより、放送や配信の業務効率が大幅に向上し、業界全体に貢献しています。日本市場においても、Mediaproxyの認知度向上とさらなる活用が期待されています。


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