TSUTAYA、蔦屋重三郎の世界を現代に蘇らせる
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)は、江戸時代の著名な出版人である蔦屋重三郎の魅力を再現したオリジナル商品と関連書籍の販売を2025年1月より開始します。蔦屋重三郎は、出版業界に革新をもたらした先駆者であり、現代の芸術文化の発信源となるTSUTAYAの原点でもあります。
本企画は、蔦重が創設した「耕書堂」の屋号をデザインの中心に据え、江戸文化や浮世絵といったテーマを取り入れた商品展開や書籍販売を行うものです。特に、現在放送中のNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』がきっかけとなり、蔦屋重三郎に対する関心が高まっている中で、多くのファンの支持を受けています。
2025年上半期の人気商品ランキング
この度、蔦屋重三郎にちなんだオリジナル商品の人気ランキングが発表されました。2025年1月から6月までの販売実績を元にしたベスト5は以下の通りです:
1.
青山デカーボ 和菓子「ポッピン缶」
値段:税込1,485円。
スイーツ缶の内部にはグルテンフリーのいちごミルク風味の煎餅が10枚入っており、特別なおまけも付いてきます。パッケージには喜多川歌麿の「ポッピンを吹く女」がデザインされています。
2.
J-Scent 香水「ツタジュウ」
値段:税込5,500円。
日本の美意識を表現した香水で、蔦屋重三郎のイメージを基に作られた独特の香りです。数量限定のブック型パッケージ入り。
3.
hibi 10分アロマ「Hitomesenbon」
値段:税込990円。
現代の生活に合わせた手軽なお香で、江戸の美しい物語を香りで表現しています。
4.
都松庵 羊羹「當時三美人」
値段:税込1,458円。
江戸時代の名画を模したパッケージの羊羹で、すっきりとした口当たりが特徴です。
5.
日本香堂 お香「蔦屋重三郎文読み香沈香」
値段:税込1,500円。
江戸時代の香りを現代に蘇らせたお香で、読書のお供に最適。
芸術と文学の融合
商品の販売とともに、蔦屋重三郎関連の書籍も広く展開されています。中でも、森下佳子による『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜前編』が最も売れており、人気ブックランキングのトップに君臨しています。この書籍は、蔦屋重三郎の生涯や業績を描いており、多くの読者に愛されています。
新たな商品も続々発売
また、2025年上半期には、人気の『ポッピン缶』の第二弾となる『お江戸ネコ缶』も登場予定です。これは蔦屋重三郎がプロデュースした浮世絵がデザインされた缶で、愛らしいネコの姿を通じて江戸の魅力を再現しています。
まとめ
CCCは、蔦屋重三郎の革新性や美意識を次世代に伝えることを目指し、オリジナル商品の販売を通じて江戸文化の魅力を発信していきます。2025年に予定されているこのコラボレーション企画は、今後も期待を抱かせる取り組みとなっています。蔦屋重三郎という歴史的な人物との再会は、多くの人々に新たなインスピレーションを与えることでしょう。