舞台リベンジャーズ開幕
2025-06-28 09:27:00

舞台『東京リベンジャーズーThe LAST LEAP―』が困難を乗り越えて無事に開幕!

舞台『東京リベンジャーズーThe LAST LEAP―』が6月26日に無事開幕し、観客の前で華やかな幕を上げました。

本作は、和久井健の人気漫画『東京卍リベンジャーズ』を原作とした舞台の第5弾。初演からさまざまな編を経たシリーズも、今作で最終章を迎えます。これまでの作品から多くのファンに愛されてきた本作が、どのような物語を展開するのか、期待が高まります。

当初は通常公演を予定していましたが、6月21日に発生した運送会社の火災事故により、衣装や舞台の美術の一部が焼失するという困難に直面しました。この突発的なトラブルに対し、キャストとスタッフは一丸となって対応し、代替の準備を進め、26日には急遽プレビュー公演を実施。逆境と向き合う姿勢が、まさにそのまま作品のテーマと重なります。主人公・花垣武道の「絶ッ対ェ(ぜってぇ)諦めねぇ!」という決意が、舞台上で生き生きと表現されました。

物語は、前作の“天竺編”の結末から始まり、東京卍會の総長であるマイキーが不在のまま、タケミチが天竺との抗争に立ち向かう様子が描かれます。舞台上には、迫力のあるアクションシーンと疾走感のある音楽が融合し、観客を一瞬も見逃せない展開に引き込みました。各キャラクターの個性もしっかりと表現されており、舞台美術の細部にもこだわりが見られ、多くの観客からは拍手が沸き起こりました。

演出を手掛ける伊勢直弘は、開幕直前に演出プランに変更があったことに触れましたが、その変更を感じさせないスムーズな舞台進行が印象的でした。可動式のセットを活かした滑らかな場面転換と、キャストの情熱溢れるアクションによって、観客は舞台の世界に没入することができました。

また、物語に登場するキャラクターたちの深い人間性も丁寧に描かれ、特に黒川イザナを演じる北村諒の演技は注目に値します。冷酷さと孤独を抱える彼の表情からは、観客にも深い感情が伝わってきます。さまざまな思いが交錯する抗争の中で、タケミチや他の仲間たちの生き様は、ただのエンターテインメントを超えた深いメッセージを届けています。

公演の終盤では、感動的なエンディングが訪れ、観客からはスタンディングオベーションが沸き起こりました。カーテンコールでは、主役の木津つばさが感慨深げに「幕開けましたね」と語り、スタッフや関係者への感謝の気持ちを表しました。開幕直前の困難を乗り越えた公演の成功に、彼らは心からの感謝を述べ、さらに大阪公演、横浜公演へと気合を入れていく姿勢が感じられます。

舞台『東京リベンジャーズーThe LAST LEAP-』は、6月29日まで大阪のCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホール、続いて7月3日から10日まではKAAT神奈川芸術劇場にて公演が行われます。

この物語が持つ力強いメッセージを、ぜひ劇場で直接体感してみてください。


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