前回のYOMO絵本大賞において、330を超える応募作品の中から見事優秀賞に輝いた絵本『もじゃげとうさん』が、その美しい絵柄とユニークなストーリーで、多くの読者に愛される存在となることが期待されています。この絵本は、2025年5月1日に新装版としてリリースされることが決定しました。著者の桃戸栗子さんは、自身の体験をもとにした面白い背景を持つ作品を手掛けています。
この物語は、キャンプに訪れた父親がもじゃもじゃの足に蚊が絡まっているシーンから始まります。「もっとすごいのを捕まえられるぞ」と自信たっぷりの父親ですが、実はそのもじゃもじゃの毛がポイントなのです。読者は、子供たちと父親の間に繰り広げられる、楽しいキャンプの様子を通じて家族の絆を感じることができるでしょう。
桃戸さんは、作品の起源を「ある夏、夫のスネ毛に蚊が絡まっている姿を見て思いついた」と説明しています。彼女は、毛という存在が持つ意味についても触れ、人体に残る動物的な面をポジティブに捉えた作品にしたいと願っているそうです。このような背景から、作品は単なる絵本にとどまらず、読者にとって新しい視点を提供することを意図しています。
著者の経歴も興味深いもので、彼女は1976年に大阪で生まれ、絵本制作を学びました。さまざまなコンペティションで受賞歴を持ち、特に『もじゃげとうさん』ではYOMO絵本大賞での受賞が大きな節目となりました。絵本作家としての活動において、桃戸さんは福岡に在住し、他にも『どうしてパパとけっこんしたの?』などの作品で知られています。
この新装版も、オンライン書店や実店舗で広く流通する予定です。株式会社ニコモが手がけるこの作品は、YOMOサイトにて商品ページが設けられており、読者はそこで直接購入が可能です。また、Amazonやe-honでも取り扱いが予定されているので、入手も容易です。
絵本へのアクセスは年々増加しており、家族や友人との時間を大切にするためのメディアとしても重要な役割を果たしています。桃戸栗子さんの『もじゃげとうさん』も、キャンプの楽しさや父子の絆を描いた作品として、ぜひ手に取ってほしい一冊と言えるでしょう。
この他にも、YOMOサイトでは多くのオリジナル絵本が投稿されており、誰でも自由に作品を楽しむことができるプラットフォームとなっています。岡本さんの作品に限らず、さまざまな夢やアイデアが詰まった絵本がこれからも増えていくことでしょう。YOMO絵本サイトでのステキな絵本との出会いを、楽しみに待っていてください。