平和を考える絵本
2026-05-29 09:52:19

平和の大切さを描いた絵本《ぼくたちは、あらそうために生きるのか?》とは

世界的霊長類学者が贈るメッセージ



霊長類学の最前線で活躍する山極寿一氏が、子どもたちに向けた画期的な絵本《ぼくたちは、あらそうために生きるのか?》を2026年6月9日に出版します。この作品は、株式会社偕成社の創業90周年を記念した特別な出版として位置付けられています。人気の絵本作家あべ弘士氏とのコラボレーションにより、視覚的にも魅力的な仕上がりとなっています。

本書は、ヒトの進化の歴史をたどりながら、私たちが生きる理由を問いかけます。山極氏は、「相手を思いやる力=共感力」が人類の繁栄を支えてきたと強調しています。現代のように戦争や分断がしばしば報じられる中で、親子で平和について考えるきっかけとなる一冊です。特に大人も子どもも一緒に、この本を通じて思考を深めてほしいという願いが込められています。

共感力の重要性とは



本書の中心的なテーマは、共感と協力です。700万年にわたる人間の進化の道を辿りながら、どのようにして私たちが現在に至っているのかを考える好機となります。山極氏は、人間の生存と繁栄の根底には、仲間への思いやりや助け合いがあったと述べています。現代社会では「他者との対立」が目につくことが多いですが、本書を通じて「共感の力」がもたらす影響を再認識できることでしょう。

絵本が届ける視覚的なメッセージ



絵を担当するあべ弘士氏は、約25年間旭山動物園で飼育係として動物たちを見つめ、絵本作家としてのキャリアを築いてきました。山極氏の研究テーマを視覚的に表現する彼の才能も、作品の大きな魅力となっています。ダイナミックかつ生命感にあふれるイラストが、子どもたちにメッセージを分かりやすく伝えてくれることでしょう。

著者のプロフィール



山極寿一氏は、1952年に東京都で生まれ、日本を代表する霊長類学者です。ゴリラ研究における第一人者として知られ、豊富な著作を持っています。その中でも、『暴力はどこからきたか』や『共感革命』といった作品が有名です。研究者としてだけでなく、平和や人間理解に関するメッセージを社会に発信し続けています。

あべ弘士氏は、独自のスタイルと視点を持った絵本作家で、多数の賞を受賞しています。彼の作品は、動物たちの姿から人間社会へのメッセージを読み取ることができ、常に読者を魅了しています。

本書の詳細



  • - 書名: ぼくたちは、あらそうために生きるのか?
  • - : 山極寿一
  • - : あべ弘士
  • - 定価: 1,540円(税込)
  • - 判型: 26cm×20cm
  • - 対象: 小学校中学年
  • - ページ数: 32ページ
  • - ISBN コード: 978-4-03-333780-7
  • - 発売日: 2026年6月9日

この絵本が、未来の平和について考えるきっかけとなることを願っています。


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