新刊『三月十一日に波に乗ろう 2022-2032』の概要
2026年9月14日、以友社から新たに刊行される書籍『三月十一日に波に乗ろう 2022-2032』は、東日本大震災を背景にしたアートプロジェクトの10年間を振り返る重要な作品です。このプロジェクトは、震災を経て浜通り地域で始まり、サーフィンやアートを通じて地域とともに新たな日常を模索してきた歴史を綴っています。
アートとサーフィンの交わる場所
震災という未曾有の出来事は、単に物理的な被害をもたらすだけでなく、多くの人々の人生や価値観に影響を与えました。このような状況の中、浜通り地域では文化芸術の力が復興の一環として重要な役割を果たすこととなります。サーフィンを愛するアーティストや地元のサーファーたちが、「いまここにいること」に意味を見出し、波に乗り共に過ごす場を設けることで、日々の生活とアートが交差する独自の文化が生まれました。
参加者の声と報告
本書では、2022年から2025年にかけてプロジェクトに参加した37人の証言が収録されています。彼らはそれぞれの立場から震災後の浜通りの現状について語り、アートが持つ力について深い考察を示します。さらに、追手門学院大学の松谷容作教授による論考「共に思考すること」が続き、アートと社会の関係について掘り下げます。
海を超えた共鳴
特筆すべきは、アーチストたちは国際的な視点も取り入れ、アチェ州からの寄稿者ムハンマド・