赤毛のアンシリーズ
2025-04-25 13:20:42

赤毛のアンシリーズ続刊登場!新訳版で物語を深く楽しもう

NHKアニメで話題の『赤毛のアン』続刊が登場!



2025年4月25日(金)、株式会社KADOKAWAから「赤毛のアン」シリーズの第2巻『新訳アンの青春』、第3巻『新訳アンの初恋』が発売されます。カナダの名作文学が、英文学の第一人者である東京大学教授・河合祥一郎氏の手によって新たに翻訳されたこのシリーズは、NHK Eテレで放送中のアニメ「アン・シャーリー」にも合わせた内容となっています。

河合祥一郎による新訳の魅力


「赤毛のアン」の翻訳はこれまでにも多くの版本が存在していますが、河合訳の特徴はその深い文学性とリアリティにあります。作中には作者モンゴメリの英文学への愛情と思考がこまやかに散りばめられており、これによりアンというキャラクターの厚みとリアリティが生まれています。河合氏はシェイクスピア研究の専門家でもあり、その視点を活かした翻訳によって、作品の背後にある英文学の影響を読み取ることができます。

アニメで親しんだ方も、原作を読み進めることで新たな発見があるでしょう。特に河合氏の「訳者あとがき」では、モンゴメリの文学的観点からアンの物語を楽しむための知見が豊富に示されています。

『新訳アンの青春』と『新訳アンの初恋』


『新訳アンの青春』のあらすじ


本作では、16歳のアンが母校で教師としての仕事を始め、その中で新しい友人ミス・ラベンダーと出会います。ラベンダーは25年前に婚約者と別れた過去を持ち、アンは彼女から失恋の苦しさを学び取ります。このエピソードは、アンが最終的に重要な決断を下す上で欠かせないもので、また、モンゴメリ自身の恋愛経験が反映されています。

『新訳アンの初恋』のあらすじ


大学に進学したアンは、青春を謳歌しながら理想の王子様ロイと出会い、交際することになりますが、幼馴染のギルバートも気になる存在に。この物語では、アンが恋の真実に向き合い、心の葛藤を経て成長していく様子が描かれています。

物語を100倍楽しむポイント


両巻とも、モンゴメリの人生が基盤にあり、特にミス・ラベンダーの話とアンとの関係は深い意味を持ちます。また、恋愛に迷っているアンの心情は、多くの現代人が共感できるテーマです。そのため、河合訳を通じて読むことで、物語の情景やキャラクターの心に迫ることができるのです。

アニメ版同様に、原作でも感情の機微を大切に描写されており、読者はアンの成長を共に体感することができるでしょう。新たな翻訳とともに、モンゴメリの作品をぜひ手に取ってみてください。感動と共に、文学の深い世界へと誘ってくれることでしょう。

書誌情報


  • - 『新訳アンの青春』 990円(税込)
発売日:2025年4月25日
ISBN:9784041160091
詳細ページはこちら

  • - 『新訳アンの初恋』 990円(税込)
発売日:2025年4月25日
ISBN:9784041160107
詳細ページはこちら

両巻とも、日常的なテーマやキャラクターの心理を丁寧に描き出した作品となっており、一読の価値があります。


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