角川新書、3月の新たなラインアップ
2024年3月10日、新たに発売される角川新書の新刊が注目を集めています。今回は、社会が直面するさまざまな問題に目を向けた作品が揃い、未来へと繋がるヒントを提供します。その中から、特に注目の3作品をご紹介します。
1. 経営の新たな視点を提供する『経営教育人生を変える経営学の道具立て』
著者は経営学者であり実業家でもある岩尾俊兵氏。この作品では、私たちが日常的に抱える「苦しさ」の根本的な原因に迫り、その解消法を提示しています。具体的には、仕事や人生、社会において即実践可能な「経営学の道具立て」を紹介し、成功への道を開くための価値創造の方法論を解説。すでに15万部を超えるヒット作『世界は経営でできている』の著者でもある彼がどのように新しい視点を通して我々を導くのか、非常に興味深い内容です。
2. 孤独な戦いを描く『統一教会との格闘、22年』
鈴木エイト氏が手がけたこの書籍は、著者が22年間にわたり統一教会という組織と対峙してきた孤独な挑戦を描いています。政治や社会に浸透するこの教団の影響を追う鈴木氏の視点から、信じがたいエピソードや彼が直面した脅迫、圧力についても赤裸々に語られています。組織と闘う著者の物語は、決して楽なものではないはずですが、彼の自由を求める姿勢から目が離せません。
3. 不動産問題に迫る『バブルリゾートの現在地区分所有という迷宮』
吉川祐介氏の『バブルリゾートの現在地区分所有という迷宮』は、かつてのリゾートブームがもたらした不動産問題を掘り下げた作品です。千葉県の限界ニュータウンに住む著者が、過去の投機熱がもたらした不動産の実態を詳細に探り、権利が細分化された会員制リゾートの現状やその背後にある複雑な問題を解明します。時代を反映したリゾートの実態を知ることで、私たちが抱える社会問題への理解が深まることでしょう。
終わりに
これらの新刊は、単に読書を楽しむだけでなく、社会の現実に目を向け、未来を考えるうえでも価値のある作品です。ぜひこの機会に手に取って、各著者が描く視点や提言を感じてみてください。
角川新書は今後も新たな視点を提供し続けることでしょう。公式Twitter(@kadokawashinsho)でも最新情報が発信されていますので、チェックしてみてください。