渋谷で楽しむ新たな食事スタイル「音飯プロジェクト」始動！

渋谷で新しい食事スタイル「音飯プロジェクト」の全貌

渋谷区で新しい食事スタイルが提案されています。「音飯プロジェクト」と名付けられたこの取り組みは、味の素株式会社が主導するもので、スマートフォンを置いて音を楽しみながら食事をすることを特徴としています。2023年3月13日より、渋谷区の17の飲食店が参加し、若者たちに新たな食事体験を提供する活動がスタートしました。

「音飯」の背景

近年、若者の食生活に関する調査が行われ、「スマホ見ながら飯」の習慣が蔓延していることが明らかになりました。この調査によれば、10代から20代の約80%が食事中にスマートフォンを使用しており、約半数が「味わって食事ができていない」と回答しています。この結果に対する懸念から、味の素は「音飯プロジェクト」を立ち上げ、食事本来の味わいを楽しむ文化を促進しようとしています。

プロジェクトの実施内容

「音飯プロジェクト」では、全国500名を対象に調査を行った後、事業を展開しています。プロジェクトの一環として、賛同する17店舗が提供する食事を食べながら、特別に制作されたラジオ番組やポッドキャストエピソードを楽しむことができます。これにより、効果的に「音」を取り入れた食事体験が実現しています。

参加店舗にはラーメン、カレー、ハンバーガーなど多岐にわたるジャンルの料理が含まれ、各店舗での食事は、専用の音源を通じて体験できます。また、店舗では特設の「音飯マップ」が用意されており、訪れることで参加店舗を簡単に探せるようになっています。

佐々木彩夏さんもプロジェクトに登場

プロジェクトの発表会では、特別ゲストとしてももいろクローバーZの佐々木彩夏さんが登壇し、自身の食事におけるスマートフォン使用について語りました。彼女は、日常的に「スマホ見ながら飯」をしていると明かし、実際に「音飯」を体験した感想を述べました。「画面に注目してしまうことが多かったが、音飯では料理の見た目や味に集中できた。」と、協調体験の魅力を語りました。彼女は「音飯」に100点をつけ、「音と食事の相乗効果で楽しくなる」と続けました。

参加飲食店の多様性

プロジェクトに参加している飲食店は、各店が趣向を凝らした料理を提供しており、各店舗の特徴を活かしたメニューが魅力です。例えばラーメン店やカレー屋、ハンバーガーショップなど、メニューは多彩であり、若者たちが集まる渋谷の雰囲気に合った食事体験を提案しています。各店舗での特別な体験は、若者だけでなく、家族や友人とともに楽しむことができるものになっています。

今後の展望

味の素株式会社は、「音飯プロジェクト」を通じて若者だけでなく、幅広い世代に食事の新しい楽しみ方を提供していく考えです。音楽やラジオと共に食事を楽しむことで、若者に食文化を再認識してもらい、食事本来のおいしさを感じてもらうことを目指しています。

このプロジェクトは、探求する楽しみと共有する喜びを同時に提供する場として、今後も注目されるでしょう。渋谷という若者の街で、こうした新しい試みが広がっていくことに期待が寄せられています。