宇宙へのワルツ
2025-03-10 19:45:23

宇宙の讃歌『美しく青きドナウ』を宇宙へ!特別イベントの詳細

宇宙の讃歌『美しく青きドナウ』を宇宙へ送信するイベント



2025年5月31日、ウィーン市の観光局と欧州宇宙機関(ESA)が協力し、ヨハン・シュトラウス2世の名曲『美しく青きドナウ』を光速で宇宙に送信する特別なイベント「ワルツ・イントゥ・スペース」を開催します。このイベントでは、ウィーン交響楽団が同曲を演奏し、その音楽をリアルタイムで宇宙に送信します。この音楽信号は、太陽系外を飛行中のNASAのボイジャー1号に23時間後に到達予定です。

イベントの意義


本イベントは、シュトラウスの生誕200周年を祝うもので、また1977年にボイジャー号が発射された際に『美しく青きドナウ』が「ゴールデンレコード」に選ばれなかったことへの雪辱を果たすものでもあります。映画『2001年宇宙の旅』から宇宙の讃歌としての地位を確立したこの曲が、宇宙の果てへと旅することになるというのは、非常に意味深いことです。

具体的なプログラム


6月1日午前3時30分(日本時間)に、ウィーン交響楽団がオーストリア応用美術館(MAK)で『美しく青きドナウ』を生演奏します。この音楽は、ESAの深宇宙アンテナから光速で送信され、ボイジャー1号に向かいます。信号は4分20秒後に火星、さらに37分後には木星の軌道に到達し、最終的には17時間後に太陽系の境界に到達します。さらには、23時間3分後にはボイジャー1号に届く予定です。

宇宙大使としての参加


本イベントには、先着13,743人の参加者が「宇宙大使」として名を連ねることができます。特設サイトで『美しく青きドナウ』の13,743の音符の中から1つを選び、登録すると、演奏の際に名前が宇宙に送信されます。このプロセスに参加することで、個別の証明書も授与されるので、音楽好きの方々にとっては特別な体験となるでしょう。すでに参加を表明している著名人には、ウィーン市長や宇宙機関の事務局長などが名を連ねています。

イベントのライブ配信


当日の模様は特設サイトとウィーン市観光局のInstagramにて生中継され、さらにウィーンのシュトラントバー・ヘルマンやニューヨークのブライアントパークでもライブ上映会が実施されます。多くの人々が、この歴史的イベントを共有し、宇宙とのつながりを楽しむことができます。

このユニークなイベントは、ただの音楽演奏にとどまらず、我々の文化と宇宙探査の結びつきを象徴するものです。美しい旋律『美しく青きドナウ』が、宇宙の彼方へと響き渡る瞬間を多くの人と共有してください。


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