船舶工学の新たなガイドブック、登場
船は古代から人間の生活に欠かせない交通手段として利用され、現在でもその重要性は変わりません。日本においては、輸出入貨物の99.6%が船を通じて運搬されています。このような背景の中で、日刊工業新聞社が新たに発行した『トコトンやさしい船舶工学の本 第2版』は、多くの読者にとって学びの機会を提供します。作者は船舶工学研究の第一人者として知られる池田良穂氏で、専門的な知識を持ちながらも、一般の人々にも理解しやすく情報をまとめています。
船舶工学の重要性
船舶工学は、船の設計や建造、運航に関する学問で、近年は科学技術の進歩を受けて、より高度な理論に基づいた研究が行われています。特に、現代の船舶は巨大化し、高速化しているため、その設計や運用に関する知識はますます重要が増しています。本書は、こうした背景を踏まえつつ、船舶に関する基礎から最新の情報までを網羅しています。
本書の構成
『トコトンやさしい船舶工学の本 第2版』では、全7章を通じて多様なテーマが解説されています。はじめに、船の基本的な構造や種類について学び、その後、船を動かす力学や推進方法に触れ、最後には造船のプロセスに至るまで、幅広く知識を得ることができます。
主な章の内容
- - 第1章 船の基本を学ぼう: 船舶の構成要素や基本原理について、分かりやすく整理。
- - 第2章 船の力学―水編―: 水中での船の動きの物理的原理に迫ります。
- - 第3章 船の力学―材料・構造編―: 船舶に使用される材料の特性と構造の重要性を探ります。
- - 第4章 船の種類: 様々な種類の船舶を紹介し、その特色や用途を解説。
- - 第5章 船の推進: 船を動かすためのメカニズムを詳述。
- - 第6章 船を動かすエンジン: 最新の船舶用エンジン技術を紹介し、効率的な運航の実現に寄与する技術を解説。
- - 第7章 船を造るプロセス: 設計から進水までの過程を詳細に解説し、造船に関する実務知識を得られます。
最新情報
本書では、従来の内容を見直すとともに、最新の船舶用新燃料や、巨大クルーズ客船、軍用船、特別用途の船に関する情報をも更新しました。これにより、読者は現在の船舶工学のトレンドを把握できること間違いありません。
著者の紹介
池田良穂氏は、大阪府立大学名誉教授であり、船舶工学を専門に幅広い執筆活動を行っています。特に、専門的な内容を一般にも理解しやすく伝える能力が高く、テレビ出演でもその解説が好評です。これまでに74冊の著書があり、船舶工学や海洋工学についての深い知見を持っています。
書籍情報
この新著は、2026年1月31日に発行され、A5判・160頁で、定価は本体1,800円(税別)です。興味のある方はぜひ手に取って、船舶工学の世界へと足を踏み入れてみてください。
【問い合わせ】
日刊工業新聞社 書籍編集部:03(5644)7490
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船舶工学の奥深い知識を学びたい方にとって、必読の一冊と言えるでしょう。