映画『木の上の軍隊』公開記念特集がスタート!
2025年、第二次世界大戦が終結してから80年という節目を迎えます。この重要な年を記念し、CS放送「衛星劇場」では「映画『木の上の軍隊』公開記念終戦80年 演劇と映画で観るこまつ座<戦後“命”の三部作>」という特集が、2023年8月に放送されます。この特集では、こまつ座による戦後をテーマにした三部作の舞台と共に、関連映画も楽しむことができます。
特集の目玉は、映画『木の上の軍隊』に合わせて放送される様々な舞台作品です。山西惇と松下洸平らが出演する「木の上の軍隊」(2016年版)、富田靖子と松下洸平が出演した「母と暮せば」(2018年版・2021年版・2024年版)、さらに山崎一と伊勢佳世の「父と暮せば」(2021年版)など、情感豊かな舞台を一挙に楽しむことができる貴重な機会です。
掲載作品詳細
こまつ座「木の上の軍隊」(2016年版)
南の島で、敗戦に気づかず孤独な戦いを続ける兵士二人の物語。井上ひさしの豊かな資料をもとに蓬莱竜太が描く新たな物語が、栗山民也の演出により新しい息吹を与えます。
こまつ座「母と暮せば」(2018年/2021年/2024年版)
- - 放送日: 8月16日(土) 午後5:00~ / 午後6:30~ / 8月17日(日) 午後4:00~
1945年の原爆で息子を失った母が、過去の悲しみと再生に向き合う物語。富田靖子と松下洸平が母子の絆を深く描き出します。
こまつ座「父と暮らせば」(2021年版)
広島を舞台に、父と娘の心の交流を描く作品。井上ひさしの原作に基づき、深い思索を誘います。
映画作品も放送!
特集では、映画版「母と暮せば」(2015年公開)と「父と暮らせば」(2004年公開)もお楽しみいただけます。いずれも名匠たちが手掛けた作品で、戦争と向き合う人々の姿が胸を打ちます。
母と暮らせば
山田洋次監督が描く、母と息子の揺るぎない絆の物語。母親役には吉永小百合、息子役には二宮和也が出演。
父と暮らせば
原爆で生き残った娘と亡き父の感動的な再会を描く作品です。宮沢りえらの名演技が光ります。
戦争の記憶を後世に伝える
今回の特集は、戦後80年の節目に、映画を通じて戦争の記憶や命の大切さを再認識するよい機会です。こまつ座の舞台作品と映画を通じて、戦争について思いを馳せ、多くの人々にその重みを感じていただければと思います。
ぜひ、この特集に足を運んで、戦後という時代に生きた人々の心の声を感じ取ってください。次世代にその思いを伝えるために、私たちも観ることが大切です。