大阪芸術大学産学協同プロジェクト映画『メイソウ家族』公開直前イベント
2025年8月29日の公開を控え、大阪・テアトル梅田にて映画『メイソウ家族』の舞台挨拶付き上映イベントが行われました。本イベントには、出演者である戸田菜穂さん、永野宗典さん、三浦理奈さん、さらに大阪芸術大学の舞台芸術学科ミュージカルコースの秋庭悠佑さん、監督を務める熊切和嘉先生と金田敬先生が登壇し、映画の魅力や撮影秘話を語りました。司会は、番組DJであり本作に出演したFM802の板東さえかさんが務めました。
『メイソウ家族』の概要と制作背景
『メイソウ家族』は、大阪芸術大学の映像学科の学生たちがプロの映像クリエイターとともに制作した作品です。本作は、一般的な家庭が少しずつ壊れていく様子を描いた「YUI」、未知の生物との関わりから運命が狂うカップルの物語「MONOS」、心の傷を抱えた少女と彼女を教える教師の交流を描いた「UMI」という三つの短編から成り立っています。
塚本副学長は、学生たちが多く参加していることや、実際の商業ベースを意識しながら広報活動も行っている点について強調しました。脚本は本学に所蔵されている先輩たちのシナリオを基に、熊切先生と金田先生が学生たちと協力して練り上げられました。
監督たちの思いとキャストの印象
監督の熊切先生は「YUI」を担当し、脚本の完成度の高さに喜びつつも、映画という形で表現する際には破綻を意識してアプローチしたと語りました。一方、金田先生は「MONOS」について、自身のスタイルとは異なるユニークなネタを選び、挑戦的な作品に仕上げようと努めたと言います。
舞台挨拶でのトークセッションで、戸田さんは脚本を読み「不思議な台本でエキセントリックなシーンがある」と魅力を伝えました。また、永野さんは家族の崩壊を丁寧に描いた作品であると加え、三浦さんは全体を通して不思議なストーリーであると語りました。
大阪芸術大学生への期待
本作に出演した秋庭さんは、学生たちが真剣に取り組む姿勢に感化を受け、撮影現場では「学生に戻った気持ち」になったと笑顔で振り返りました。戸田さんも、学生たちの新鮮な視線を感じながら演じられたことが印象的だったそうです。
最後には、熊切監督が「純粋な気持ちで映画を撮ることができた」と熱意を込めて呼びかけました。金田先生もさらなる挑戦につながることを期待しつつ、個々の能力の発信を望む言葉を添えました。
イベント詳細
- - 名称: 映画『メイソウ家族』公開直前舞台挨拶付き上映イベント
- - 開催日: 2025年8月26日(火)
- - 場所: テアトル梅田
- - 出演者: 戸田菜穂、永野宗典、三浦理奈、秋庭悠佑、熊切和嘉、金田敬、板東さえか
作品情報
- - 作品名: 『メイソウ家族』
- - 公開日: 2025年8月29日(金)より全国順次公開
- - 公式サイト: 大阪芸術大学公式HP
学生たちの情熱と努力が詰まった井居作が、全国の映画ファンにどう響くのか、公開を楽しみに待つばかりです。