スコープの「名もなき家事」がグランプリを受賞
東京で開催された「第2回伝わる広報大賞」において、株式会社スコープが制作した「名もなき家事」が見事にグランプリを受賞しました。この賞は、優れた広報事例を交流し、広報マインドを高めることを目的とした東京都の表彰制度です。
家事や育児の意識改革
「名もなき家事」とは、日常生活の中で必ず発生するが特別な名称がない、例えば「シャンプーの詰め替え」や「トイレットペーパーの補充」といった小さな家事のことを指します。この理念をもとに、スコープは東京都の生活文化スポーツ局と連携し、都民の声を反映した企画を行いました。具体的には、家事や育児に関する意識改革を目指して、都民からアイデアやエピソードを募集しました。
人気漫画とのコラボ
この取り組みでは、特に男性を対象にアプローチするために、非常に人気のある格闘漫画「範馬刃牙」とのコラボレーションが実現しました。漫画の要素を取り入れたPR動画を制作し、親子の対話を通じて「名もなき家事」の重要性を伝えました。この動画は公開からわずか1ヶ月でなんと55万PVを達成するなど、大きな反響を呼びました。
「名もなき家事」アイデア募集プロジェクト
2024年6月27日から8月31日の間に実施された「名もなき家事 あなたの声・アイデア大募集‼」プロジェクトには、なんと2027件もの応募が寄せられました。応募は「キャッチフレーズ部門」と「ネーミング部門」に分かれており、各部門で優秀作品が選考されました。その選考には4名の審査員が参加し、キャッチフレーズ3作品とネーミング5作品が決定しました。この取り組みは、生活の中に潜む気づきを共有し、家事に対する関心をさらに高める役割を果たしています。
今後の展望
スコープの代表取締役社長である横山繁氏は、「名もなき家事」を通じて家庭内での役割分担やコミュニケーションの重要性を訴えています。このような新しい視点は、家庭だけでなく社会全体にポジティブな影響を与えると信じています。今後も、家事や育児に対する意識向上や行動変容を促すためのプロジェクトは続けられるでしょう。
まとめ
スコープの「名もなき家事」は、東京都の広報大賞での受賞を機に、多くの人々にその存在と重要性が広まることが期待されます。日常に潜む小さな家事を見つめ直し、家族間のコミュニケーションを促進するこの取り組みは、今後も注目を集めていくでしょう。