神保町シアターで上映される「吉原遊廓」を特集した映画たち
神保町シアターでは、2025年4月5日から5月2日の期間に特集上映『映画で紐解く――花街、色街、おんなの街』が開催されます。このイベントは、近松門左衛門や永井荷風、宮尾登美子などの文人たちが描く「吉原遊廓」とその周辺の文化に焦点を当てたものです。
吉原遊廓って?
江戸時代に発展した吉原遊廓は、幕府公認の遊廓として、多くの人々の憧れの地でした。名妓たちが集ったこの場所は、時代背景や文化を反映した独自の色街を形成し、多くの文学作品や映画に影響を与えてきました。現在も続く人気の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』が、吉原を舞台にしていることから、再び注目を集めています。
特集上映の見どころ
今回の特集上映では、吉原遊廓に生きた女性たちの様々な生き様を描いた数々の名作が上映されます。中でも、以下の作品は見逃せません。
名取裕子が主演し、吉原遊廓の女性たちの悲哀を描いた名作。
- - 『赤線最後の日昭和33年3月31日』 (1974年) 監督:白鳥信一
赤線禁止法布告前夜の赤線の実情を描く衝撃的作品。
宮尾登美子の原作による、遊女たちの夢と恋を描く作品。
また、吉原の文化を理解するための作品として、
『北斎漫画』 (1981年)もラインアップされています。
映画との出会い
神保町シアターは、本の街・神保町に位置する名画座で、様々な古典的名作をフィルムで上映しています。特に同劇場では、昭和期の日本映画の魅力を再発見できる貴重な場所として多くの映画ファンに愛されています。
今回の特集では、映画史に名を刻んだ女優たちが挑むヒロインたちの強さに触れ、女性の生き様や文化に考えを巡らせる機会です。ぜひこの特集を通じて、江戸の色街、吉原の知られざる物語を感じてみてください。
イベント詳細
- - 開催期間: 2025年4月5日(土) ~ 5月2日(金)
- - 場所: 神保町シアター(千代田区神田神保町1-23)
- - 入場料金: 一般1400円、シニア1200円、学生1000円
- - 休館日: 4月15日(火)(設備点検のため)
映画ファン必見のこの特集上映で、歴史と観光が融合した吉原遊廓の魅力を再発見しましょう。詳細は
神保町シアターホームページで確認できます。特集に貴方も足を運び、映画を通して色とりどりの女性たちの物語を味わってください。