映画『NN4444』再上映決定 - 不条理ホラー作品集の魅力
2025年のゴールデンウィークに向けて、シモキタ - エキマエ - シネマ『K2』にて再上映が決まり、ホラーファンの期待が高まっています。この映画は、映画レーベル「NOTHING NEW」が製作したもので、4人の新鋭監督による不条理ホラーの短編作品集です。
初上映から話題騒然
『NN4444』は、2024年2月に初上映されると、SNSを中心に多くの話題を呼び、14日間連続で完売という異例の記録を達成しました。ホラーファンからの熱烈な支持を受け、2024年夏には東京、大阪、京都での凱旋上映も予定されています。
今回の再上映は、観客からの強い要望に応える形で実施されることとなりました。
国際映画祭での評価
本作品集は、ロッテルダム国際映画祭やサンフランシスコ国際映画祭など、10以上の国際映画祭において選出され、海外からも“新しいJホラーの到来を感じさせる”といった高評価を得ています。
特に、この作品集は“劇場での鑑賞を推奨する”という製作チームの意向から、現在は配信予定がなく、今後の劇場公開も未定の状態です。
作品情報
ここで、作品集に収められる4つの短編作品を簡単に紹介します。
『犬』
あらすじ
婚約者との関係が抑圧的な主人公・楓が、夜道で「犬」のように吠えられる女に出会う。彼女の存在が楓の心に深く刻まれていく。
監督・脚本: 中川奈月
出演者: 小川あん、磯田龍生
など
『Rat Tat Tat』
あらすじ
パーティに参加した夫婦が、数多くの人々の中で狂気に飲み込まれていく。
監督・脚本: 佐久間啓輔
出演者: 錫木うり、原田新平
など
『VOID』
あらすじ
事故で友人を失った高校生・麻木の周りで奇妙な現象が次々に起こる。
監督・脚本: 岩崎裕介
出演者: 野内まる、大石水月
など
『洗浄』
あらすじ
湖畔での飲み会中、若者の一人が溺れかけ、その後全員が水の呪いに襲われる。
監督・脚本: 宮原拓也
出演者: 夏子、大下ヒロト
など
受賞歴
それぞれの作品は国際的な映画祭での受賞実績もあり、特に『洗浄』は数多くの国際映画祭で選出されています。映画が持つ独特の雰囲気や、新しい視点が評価されています。
『犬』はボストンSF映画祭、また『Rat Tat Tat』はヴェネツィアショートイタリア映画祭での公式上映に、他の作品もさまざまな国際コンペティションでの選出歴があります。
劇場情報
再上映は、下北沢のシモキタ - エキマエ - シネマ『K2』で行われます。公式サイトはこちらです:
シモキタ - エキマエ - シネマK2
まとめ
映画『NN4444』の再上映に期待が寄せられています。新たなホラーの風を感じてみたい方は、ぜひ劇場でその世界観を体験してください。ファンにとっては見逃せないイベントとなることでしょう。