織本順吉の映画
2025-04-04 20:59:29

織本順吉の晩年を描いたドキュメンタリー映画と書籍が誕生

織本順吉の人生を見つめるドキュメンタリー映画



2024年、ドキュメンタリー映画「うしろから撮るな 俳優織本順吉の人生」が公開され、注目を集めています。特に、その監督を務めたのは、織本順吉の長女であり脚本家・放送作家でもある中村結美さん。この映画は、俳優として脇役一筋で70年間の活動を経て迎えた父の晩年を真摯に描き出しています。

映画のテーマ



本作では、「老いるとは何か」「家族とは何か」「生を全うするとは何か」という普遍的なテーマが扱われています。老いを迎えつつある父と対峙する中村監督の姿勢は、観客に深い感慨を与えます。記憶の中に残る父との日々や、俳優としての苦悩、そして家族の絆を大切にしたいという願いが映し出されています。

書籍「ジツゴト2000の役を生きた俳優・織本順吉」



映画の公開に合わせて発表された書籍「ジツゴト2000の役を生きた俳優・織本順吉」は、映画では語りきれなかったエピソードや、父との思い出がつまった緊急発売の一冊です。内容としては、織本順吉の役者としての道のりや、彼の歩んできた歴史、そして彼が演じた数々の役柄にまつわる物語が収められています。

目次の紹介



書籍は、いくつかの章に分かれています。第一章では彼の晩年の思いに迫り、末期の息を撮りたいという監督の意図が語られます。第二章からは、役者としての心得や人生哲学が明らかにされ、父から受け継いだ演技の極意も伝授されています。さらに、戦後の復興とともに迎えた役者としての道のりや、監督たちとの思い出が語られ、役者家族の様々な面が描写されています。

今後も書籍や映画を通じて、織本順吉の人生を知る機会が増えていくことでしょう。本作が描く家族との絆や老いへの理解が、多くの人々に共感を呼ぶことを期待しています。

織本順吉の歩み



俳優織本順吉(本名・中村正昭)は1927年に神奈川県に生まれました。高校卒業後、大手電機メーカーを経て1945年に新協劇団に入団し、初舞台を踏みました。その後、岡田英次や西村晃と共に劇団青俳を結成し、数々の舞台や映画、テレビドラマで活躍しました。彼の遺作は、2017年の『やすらぎの郷』であり、彼の人生を語る上で欠かせない重要な作品となっています。

中村結美のプロフィール



中村結美は1960年に東京で生まれ、神戸で育ちました。脚本家・放送作家として数多くの情報ドキュメンタリー番組を手掛けてきました。1986年に上京し、以降多くの作品に関わり、近年ではNHKの再現ドラマでの脚本・構成にも注力しています。また、エンタメを生かした企画や表現の幅は多岐に渡ります。父の生涯を描く本作では、その監督業に関しても注目が集まっています。

映画の他の情報



「うしろから撮るな 俳優織本順吉の人生」は現在、東京都新宿のK's cinemaで上映中です。その他にも、神奈川県や群馬県、愛知県、京都府、大阪府などでの公開が予定されており、公式サイトで詳細な上映スケジュールが確認できます。興味のある方は、ぜひ一度足を運んでみてください。映画と書籍を通して、織本順吉という偉大な俳優の人生をじっくりと味わってみてはいかがでしょうか。


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