華麗な舞の祭典
2025-01-14 14:33:25

令和七年「都をどり」京都の春を彩る華麗な舞の祭典が開催

令和七年第百五十一回公演「都をどり」



2025年4月1日から30日まで、京都の祇園甲部歌舞練場にて
「都をどり」第151回公演が行われます。今年のテーマは『都風情四季彩(みやこのふぜいしきのいろどり)』。祇園甲部の約50名の芸妓舞妓たちが、京都の名所を背景に優雅な舞を披露します。

この公演は、一般の観客にも開かれているため、普段はお茶屋でしか視ることのできない芸妓や舞妓の世界を楽しむことができます。「都をどり」は、毎年異なるテーマで構成されており、今回は春の名所を通じて四季の移ろいを表現した演舞が楽しめます。

舞台は「ヨーイヤサー」と共に始まり、淡い浅葱色の着物を身に纏った芸妓舞妓たちが揃い踏みで一斉に登場します。中ばさみ(別踊)の美しい舞いを含めた全八景で構成されており、約1時間にわたり、観客を魅了します。五条橋では、伝説の牛若丸と弁慶の勝負の光景が繰り広げられ、清水寺では紅葉をバックにした優雅な舞が披露されます。特に、平安神宮の桜の下でのフィナーレは圧巻です。

歴史ある「都をどり」の魅力



「都をどり」は明治5年に始まり、戦争の影響やコロナ禍を除いて毎年継続されてきました。著名な文化人や皇族にも親しまれ、時代を超えて愛され続けています。その特色の一つは、舞台転換の際に一度も幕を下ろさず、全員が息を合わせて、素晴らしい舞の世界を作り上げることです。

さらに、毎年新調される京友禅や西陣織の衣装は、一流の職人によって作られ、華やかな美しさがあります。振付は、明治5年からの伝統を受け継いでおり、現在は人間国宝の五世井上八千代が指導を行っています。舞はもちろんのこと、三味線や唄の生演奏も行われ、毎年新しい曲が提供されるなど、伝統芸能の魅力を存分に感じることができます。

最新の舞台設備と特別な体験



公演の舞台となる祇園甲部歌舞練場は、令和の時代に大改修が行われ、歴史を感じさせるしゃれたインテリアが魅力です。また、隣接する八坂倶楽部の庭園も新たにリニューアルされ、春には桜が咲き誇る美しい空間が広がります。ここでは公演前にお茶席が設けられ、京風島田まげを結った芸妓のお点前を堪能することも可能です。

文化の魅力をよりのぞく「祇園 花街芸術資料館」



新たに祇園甲部歌舞練場内にオープンした「祇園 花街芸術資料館」では、芸妓や舞妓の文化や歴史、舞踏や小道具の展示が行われており、花街文化に触れることができます。

「都をどり」は、京都の伝統文化を体験する良い機会であり、初心者から歴史を深く知りたい方まで、すべての人に楽しんでいただける公演です。

チケット情報


チケットは2025年1月6日より公式HPで発売されます。公演は1日3回予定されており、料金に応じて多くの選択肢があります。

  • - チケット価格:
- 茶券付一等観覧席:7,000円
- 一等観覧席:6,000円
- 二等観覧席:4,000円
- 学生料金(二等席限定):2,000円

この春、ぜひ京都の美しい伝統芸能「都をどり」を楽しんでください。


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