ユーリー・ノルシュテインの魅力を体感しよう
3月4日(火)から3月30日(日)まで、東京都目黒区にある東京都写真美術館で、特別なアニメーション作品集が上映されます。タイトルは『ユーリー・ノルシュテイン作品集ひとりじゃないんだよ』。このイベントでは、世界的に有名なアニメーション作家であるユーリー・ノルシュテインの代表作を含む全8作品が一堂に観られる貴重な機会です。
ユーリー・ノルシュテインとは
ノルシュテインは、アニメーションの分野でその名を知られた偉大な監督であり、彼の作品は独特の詩的な表現や、切り絵を用いたリアリティのある映像が特長です。彼の作品は見る人の心に深く語りかけ、柔らかく包み込むような感触をもたらします。今回上映されるのは、彼の代表作である『話の話』や『霧の中のハリネズミ』をはじめとする作品です。
上映される作品群
上映される全8作品の中で、特に注目が集まるのが『おやすみなさいこどもたち』と『ロシア砂糖CM』です。実はこれらは劇場初公開の作品であり、ファンにとって見逃せない内容となっています。作品の詳細には以下のものも含まれています:
- - 『25日・最初の日』(9分)
- - 『ケルジェネツの戦い』(10分)
- - 『キツネとウサギ』(12分)
- - 『アオサギとツル』(10分)
- - 『霧の中のハリネズミ』(10分)
- - 『話の話』(29分)
- - 【未公開】『おやすみなさいこどもたち』OP/ED(3分)
- - 【未公開】ロシアの砂糖TVCM 4本(2分)
総上映時間は約85分です。
特別料金と上映スタイル
会場では特別料金も設けられており、例えば大人1人(一般またはシニア)と小学生以下の子ども1人で700円という非常にお得な料金設定がされています。また、上映中は会話が許可されており、途中退出や再入場も可能なため、小さなお子様を連れた家族でも安心して楽しむことができます。春休みを利用して、ぜひお子様や孫と一緒に訪れてみてください。
同時開催のドキュメンタリー
同じ期間中に、ユーリー・ノルシュテインに関するドキュメンタリー『ユーリー・ノルシュテイン 文学と戦争を語る』も上映されます。この作品では2022年のロシア・ウクライナ戦争を背景に、ノルシュテインが芸術や文学について語り、私たちが何を学ぶべきかを問う内容となっています。彼の深い洞察は、混沌とした時代を生きる全ての人々にとって、貴重な手がかりとなることでしょう。
日程と情報
- - 上映期間: 2025年3月4日(火)〜3月30日(日)
- - 休映日: 3月10日、15日、17日、24日、27日、28日
- - 会場: 東京都写真美術館1Fホール(全席指定)
- - 当日券: 一般1,300円/学生1,100円/小学生以下500円/シニア1,100円
イベントや上映詳細については、東京都写真美術館の公式HPで確認できます。春の訪れを感じながら、美しいアニメーションの世界に浸る時間をどうぞお楽しみください。