DLEとSpiralAIの提携が新たなAIエンタメを開く
株式会社ディー・エル・イー(DLE)と個性豊かな会話AIを開発するSpiralAI株式会社が業務提携を発表しました。この提携は、DLEの持つキャラクター知的財産(IP)創出のノウハウと、SpiralAIが培ってきた会話AI技術を融合させ、インタラクティブなキャラクターを生み出すことを目的としています。
DLEはYouTubeチャンネル「そろ谷のアニメっち」での人気キャラクター「ケツアゴ姉さん」をAI VTuberとして初めて実現したり、2026年には20周年を迎える「秘密結社 鷹の爪」の「吉田くん」をAI Vtuberにするなど、キャラクターIPとAI技術のシナジーを活かして新たなコンテンツ体験を提供しています。
SpiralAIは、ユニークな応答を可能にする個性豊かなAIキャラクターを手がけるプラットフォームを開発しており、楽しさやワクワク感を重要視しています。この提携により、DLEが有するキャラクターやコンテンツ制作の力とSpiralAIの自然対話AIエンジンが結びつき、ユーザーと対話可能なAIキャラクターの共同開発を進める予定です。
具体的なコラボレーション
提携の一環として、DLEの「秘密結社 鷹の爪」のキャラクター「吉田くん」が、SpiralAIが提供する会話型友だちAIアプリ「HAPPY RAT」に登場する特別なコラボレーションが実現しました。ユーザーはAI吉田くんと自由に対話することが可能になり、まるで作品の世界に入り込んだかのような新しいコミュニケーション体験を楽しむことができるのです。
今後は、両社がAIキャラクターを使ってYouTube上でのライブ配信や他のプラットフォームでの展開を予定しており、新規キャラクターを活用したIPビジネスの展開も視野に入れています。AI技術によって、キャラクターがまるで生きているようにユーザーと交流することができる新たな価値を創出し、次世代のIPキャラクター創造に寄与していく考えです。
コメントから見える意気込み
DLEの社長、小野亮氏は、「常に新しい技術を取り入れ、エンターテインメントのフロンティアを切り拓いてきた」と述べ、AIが今後のコンテンツビジネスで欠かせない要素であることを強調しました。また、DLEはスタートアップとしての挑戦的な精神を持ちながら、新たな事業を進める決意を表明しています。
一方、SpiralAIの社長、佐々木雄一氏は、「DLEの魅力的なキャラクターとSpiralAIの技術が交わることで、新たなエンターテインメントが生まれることを楽しみにしています」とコメントし、両社の提携による新しい価値の創出に期待を寄せています。
企業概要
DLEは、キャラクターIPの開発に力を注ぐ総合エンターテインメントプロデュースカンパニーで、幅広い事業領域を展開しています。SpiralAIは、2023年に設立されたスタートアップであり、AI技術を駆使したサービス開発に注力しています。両社の協力により、この業界に新たな波をもたらすことが期待されています。
新しい時代のエンターテインメントがここに、幕を開けます。