日常侵食ホラーの新展開
株式会社KADOKAWAから11月29日(土)に発売される小説『入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください 2』が、また新たな重版を迎える。著者は寝舟はやせで、前作が2024年10月に発売されて以来の注目作だ。前作は発売後すぐに重版が決まり、最近では十刷を達成するほどの人気を誇っている。
タカヒロの奇妙な生活
物語は、全てを失った青年タカヒロが、あるマンションで行われる管理の仕事に就くところから始まる。彼が直面するのは「隣に住む友人と必ず仲良くしなければならない」という独特な条件だ。この隣人は明らかに人間ではなく、日々、気味の悪い怪談を楽しそうに語り続ける。タカヒロはそんな隣人との交流を深めていく中で、徐々に現実の中に潜む恐怖とリンクしていく物語の壮大な展開が描かれる。
新たな登場人物の登場
第2巻では、タカヒロの隣人だけではなく、以前の職場の同僚も登場する。「この仕事を代わってほしい」という彼の言葉が、物語に新たな風を吹き込む。タカヒロは、この新たな人物の思惑と向き合いながら、隣人との関係や、マンションの不思議な住人たちとどう付き合っていくかがポイントとなる。
ほのぼの感覚とホラーの融合
本作の特徴は、「怖いのにほのぼのとした感覚」を同時に味わえる点だ。ユニークな隣人との交流は、時にコミカルで、またある時は想像を超える緊迫感をもたらす。多くの読者が「隣人がかわいく思える」と感じているように、作品の中でのホラーとコメディのバランスが絶妙である。
特別PVも公開
また、発売を記念して特別なPVも公開されている。タカヒロを演じる声優・大塚剛央さんと、隣人役の杉田智和さんによるユーモラスで緊迫感に満ちたやり取りが視聴できる。このような展開は、視覚的にも楽しめる要素を加えていて、ファンからも期待が寄せられている。
コミカライズも大好評
さらに、本作はコミカライズも好評連載中で、タカヒロと隣人の日常をビジュアルで楽しむことができる。原作の雰囲気を損なわず、魅力的に描かれているため、こちらもぜひチェックしてほしい。コミカライズのアートは赤色マッシュが手掛けており、怪異キャラクターデザインはギギギガガガが担当している。
書籍情報
『入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください 2』は、著者:寝舟はやせ、装画:ギギギガガガで、1,430円(税込)で販売予定。タイトルやISBNなどの詳細情報は公式サイトに載っているので、そちらもご確認いただきたい。
この新たな日常侵食ホラーは、ただのホラー作品ではなく、心に残るストーリーやキャラクターたちの繊細なやり取りが魅力だ。発売を心待ちにしているファンは多く、これはもはやチェック必須の一冊となるだろう。