小泉八雲のKWAIDAN(怪談)の世界がAIで蘇る!
島根県松江市を拠点に、TSKさんいん中央テレビ(以下TSK)と株式会社ディー・エル・イー(以下DLE)が手を組み、小泉八雲の作品をテーマにしたミニ番組「小泉八雲のKWAIDAN(怪談)の世界」を制作します。この注目のショートアニメは、AI技術を駆使して迫力ある映像で八雲の名作を再現します。
小泉八雲の魅力とは?
小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)は、明治時代に日本に来たアイルランド出身の作家であり、特に「怪談」として知られる作品群で多くの読者を魅了してきました。彼は、この地での体験から得た独自の視点を作品に込めました。彼のストーリーは日本の伝説や怪異をテーマにしており、今回はその中から厳選された13話をアニメとして映像化。第1話では「耳なし芳一」が取り上げられます。
AI技術で新たな表現を
DLEの新たに開設されたOBETA AI STUDIOでは、AI技術を駆使した高品質なコンテンツ制作が行われています。これにより、アニメ製作のスピードとクオリティが大幅に向上。従来の手法では時間がかかる部分をAIが補完し、視聴者に新感覚の映像体験を届けます。AIスタジオからの第一弾として、TSKとの共同プロジェクトで「怪談」を選ぶという意義も感じられます。
2つの異なるアプローチ
「小泉八雲のKWAIDAN」では、同じシナリオをもとに、2つのスタイルでアニメが製作されます。一つは、アニメーションの美学を生かした「アニメルック版」。もう一つは、AI技術によるリアルな表現を追求した「実写ルック版」です。この両方を一度に楽しむことで、視聴者はそれぞれのスタイルが持つ魅力を体験できます。
声の出演陣について
この番組には、数々の有名作品で活躍する実力派声優が集結しています。松江観光大使でもある茶風林さんや、伊藤美紀さんなど、多彩な声の出演者が各キャラクターに命を吹き込まれます。
松江との関わり
小泉八雲と松江の関係は深く、八雲の妻である小泉セツを描いたNHKの連続テレビ小説「ばけばけ」が今年放送されることもあり、松江が改めて注目されています。TSKでは、この機会に地元文化を発信するとともに、小泉八雲の怪談に親しむきっかけを提供したいと考えています。
放送スケジュール
- - アニメルック版: 2025年10月2日、毎週木曜日 20:54~21:00
- - 実写ルック版: 2025年10月3日、毎週金曜日 24:45~24:50
八雲の作品がAI技術によってどのように描かれるのか、その「怖さ」と「美しさ」を見逃せません!