第59回迢空賞決定
2025-04-07 15:55:25

第59回「迢空賞」受賞作品決定、花山多佳子の歌集が栄誉に輝く

第59回「迢空賞」受賞作品が決定



公益財団法人角川文化振興財団が主催する第59回「迢空賞」の受賞作が、2025年4月5日に東京・神楽坂で開催された選考会で決定しました。

この栄えある賞を受賞したのは、花山多佳子(はなやまたかこ)氏の歌集『三本のやまぼふし』です。本作は2024年7月に砂子屋書房から刊行される予定で、494首の短歌が2015年から2020年までの期間に収められています。受賞者には、表彰状と副賞100万円が贈呈されることが発表されました。

贈呈式の詳細


受賞の栄養を祝う贈呈式は、2025年6月29日の日曜日、16時より東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで行われる予定です。この式典では、受賞者への感謝の意を表すとともに、選考を行った委員による選評も行われる予定です。選評は2025年5月23日に発売される角川の短歌誌『短歌』6月号に掲載される予定です。

選考対象と選考委員


第59回迢空賞の選考対象は、2024年1月1日から12月31日までに刊行された短歌集であり、選考委員には佐佐木幸綱、高野公彦、永田和宏、馬場あき子の4名が名を連ねました。ただし、佐佐木幸綱委員は体調不良のため他の委員に選考を委任しました。

最終的な候補作には以下の5つが選ばれました:
  • - 大松達知『ばんじろう』(六花書林)
  • - 大辻隆弘『橡と石垣』(砂子屋書房)
  • - 黒木三千代『草の譜』(砂子屋書房)
  • - 外塚喬『不変』(いりの舎)
  • - 花山多佳子『三本のやまぼふし』(砂子屋書房)

花山多佳子氏のプロフィール


花山多佳子氏は1948年3月5日、東京都に生まれました。1968年に同志社大学在学中、「塔短歌会」に入会し、高安国世に師事しました。彼女は現在、「塔」の選者や河北新報の「河北歌壇」選者としても活躍しています。

これまでに発表した歌集には『樹の下の椅子』や『空合』、また最近の著書には『森岡貞香の秀歌』もあります。彼女は短歌創作においても多くの賞を受賞しており、1994年第2回ながらみ現代短歌賞や2012年第4回小野市詩歌文学賞など、数々の権威ある賞を受賞しています。

角川文化振興財団の役割


公益財団法人角川文化振興財団は、日本の文化振興を目的として設立され、文芸活動に対する支援や顕彰、出版、研究など多岐にわたる事業を展開しています。公式サイトでは、財団の詳細やその他の活動についても紹介されています。

今後の花山多佳子氏のさらなる活躍と、角川文化振興財団の今後の施策に大いに期待が寄せられます。


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