友情と成長を描いた青春小説『パッチーズ』、新たな物語の幕開け！

青春小説『パッチーズ』が新登場

中学二年生の成長と友情をテーマにした新刊、小説『パッチーズ－ぼくらがつなぐ小さな世界』がついに発売されました。著者は佐藤まどか氏、イラストは嶽まいこ氏が担当しています。物語は日常のモノトーンから色鮮やかな世界へと変化する柊の姿を描き、彼の心の変化や仲間との絆が見事に表現されています。

物語の概要

主人公の柊は、家庭の経済状況から私服がほとんどない中学二年生です。彼が通う学校は私服登校が基本であり、唯一持っていた雨雲色のフーディに対する思い入れは強いものの、それがクラスメイトの「ゴシップたち」とのトラブルによってすり切れてしまいます。そんな状況でも自分自身を表現するために編み出した「エルボーパッチ」が、彼の運命を少しずつ変えていきます。クラスメイトからのからかいを乗り越え、「かわいい！」と声を掛けてくれる友人が現れたことで、柊の心の中の変化が一気に広がり始めます。

成長の過程

著者佐藤まどか氏の「著者あとがき」では、自身の子ども時代の経験が反映されていることが紹介されています。人は小さなことを楽しみ、これを乗り越える力を育むことで、困難に対処できると語っています。柊もまた、自分のスタイルを持ちながら、友情の力を借りてさらなる成長を果たします。

読者へのメッセージ

この物語を通して、読者には「自分思いのファッションを楽しむこと、人の目を気にせずに自分らしくいること」の大切さが伝わることでしょう。柊の成長とともに、読者自身も自分の人生を彩る術を学ぶことができるかもしれません。

書誌情報

書名：『パッチーズ－ぼくらがつなぐ小さな世界』
著者名：佐藤まどか（作）、嶽まいこ（絵）
出版社：株式会社岩崎書店
定価：1,650円（本体1,500円＋税）
判型：四六判
頁数：200ページ

本作は全国の書店やネット書店でも購入可能です。興味のある方はぜひ手に取ってみてください。友情と成長をテーマにしたこの感動的な物語が、あなたに素敵な未来を感じさせてくれることでしょう。