ワコムがニッポン・コネクション日本映画祭に協賛！新たな短編アニメ賞が誕生

ワコムがニッポン・コネクション日本映画祭に協賛

日本が誇るクリエイティブ企業、株式会社ワコムは、2026年6月にドイツ・フランクフルトで開催されるニッポン・コネクション日本映画祭において、新たに設けられる「ニッポン・アニメーション・ショート賞」に協賛することを発表しました。この賞は、上映時間20分以内の短編アニメーション作品を対象とし、日本の新進気鋭のクリエイターを支援することを目的としています。

ニッポン・コネクションは、毎年実施される世界最大の日本映画祭であり、短編から長編まで多岐にわたる日本映画が上映される貴重な場です。この映画祭は、映画を通じて日本文化を観客に広めることを目指しています。今年の開催では、約100作品が上映され、2025年度には来場者数が2万人を超えるなど、国際的に注目を集めています。

新設される「ニッポン・アニメーション・ショート賞」では、若手クリエイターの育成に重点を置き、独立したアニメーション制作を支えることが期待されています。ワコムは、この賞を通じて、独立系アニメーションにおける創造的なイノベーションを促進し、アーティスト達がより広く評価されるような環境を提供したいと考えています。

ワコム社長のメッセージ

ワコムの社長である井出信孝氏は、今回の協賛に関して「インディペンデントアニメーションは、創造的なイノベーションを推し進める強力な原動力です。若いアーティストたちが、より広く認められ評価されるよう支援するために『ニッポン・アニメーション・ショート賞』が新設されました」と語ります。

この発言は、ワコムがアニメーションスタジオにおけるペンタブレットのリーダー企業であることにも深く関連しています。同社は、次世代のクリエイターやアーティストの成長に寄与することに力を入れており、この映画祭とのパートナーシップもその一環です。

本賞の対象となる作品は、2024年から2026年の間に制作され、上映時間が20分以内であることが条件です。また、日本で制作された作品、もしくは日本人監督による作品が応募可能で、ニッポン・コネクションが3作品をピックアップし、国際的な審査員によって受賞作品が選定されます。

受賞者には、映画祭の期間中に2,000ユーロの賞金が授与される予定で、応募受付はすでに始まっています。応募方法は映画祭公式サイト（NipponConnection.com）を通じて行われ、締切は2026年2月1日までとなっています。

未来のアニメーションを創造する

ワコムは、全世界で広く利用されているペンタブレットやディスプレイのメーカーであり、映画制作やデザイン、教育現場でも多くの場面に活用されています。若手デザイナーや映画製作者を支援することで、今後も独創的な作品が生まれる土壌を作り出していくことに貢献していくことでしょう。

新設された「ニッポン・アニメーション・ショート賞」は、フランクフルトのニッポン・コネクション日本映画祭を通じて、アニメーション分野における新たな才能の成長を助ける一歩となることでしょう。